北海道海遊記〜船を組み合わせた北海道旅行

 

2日目:8月30日(金) その2

6:豪華フェリー「いしかり」、東北路へ

 昼食後、1時30分から5階のスターライトラウンジで船長トークショーが行われる。外は少し霧がかかってきだしたがまだ大丈夫らしい。
 さて、乗客が集まり時間になってトークショーがスタート。遠州灘沖からしばらく続いた大揺れで船酔い対策の話からスタート。

船長トークショー 司会者 いしかり 船長 船長トークショー
写真左:トークショー司会者、昨晩のピアニストが務める 写真中央:「いしかり」船長 写真右:トークショー風景

 そのあと「きそ」代船の話や船長勤務体系、ここ数日の天候(海上気象かな)など、様々な話が続いて質問コーナーに。
 質問コーナーでは女性2等航海士についての質問も飛び出た。3人ほど質問したところで船長の電話が。船橋(ブリッジ)からだ。
 どうやら少し霧が晴れたようだ、とのこと。ここで船長が突如ブリッジ見学の案内を出す。

 一旦カメラの電池を交換するため船室に戻ったあと(ちょうど通り道に部屋があった)、すぐさま他の船客に続いてブリッジへ。

エンジンテレグラフ コンパス&ステアリング 機関モニター
航海機器類 レーダー サイドスラスター
(写真6枚)「いしかり」の航海機器の数々。上段左からエンジンテレグラフ、コンパス&ステアリングホイール、機関モニター。下段左から連絡電話、レーダー、サイドスラスター

 船長が航海機器の説明を行っているうちに姉妹船の接近が近づく。この日は「きたかみ」とすれ違う。
 名古屋行き「きたかみ」は定時運行のようだが、「いしかり」は仙台での荷役の関係上早着の予定なので予定より早い時間の接近となる。
 両船が近づく。まず「きたかみ」の汽笛が鳴る。そして「いしかり」も汽笛を鳴らす。ちょうどブリッジ後部のデッキにいたので大音量にびっくり。
 少し天候が悪かったせいか両船の距離は少し離れていたのが残念。それでも十分視認できるほどの距離でとりあえず写真も。

きたかみ
写真:で、写り具合はこんなもの・・・写真には少し影響するのか。

 この姉妹船すれ違いが終わった直後からまた霧が深くなったと2等航海士。ここでブリッジ見学は終わり。
 ちなみにこの日の2等航海士は女性航海士。全国的に見ても珍しい・・・かな?
 また、航海士には1等から3等までいますが、航海中は1等航海士は(午前午後とも)4時から8時、3等航海士は8時から12時までが繰船の担当とか。

いしかり 2等航海士
写真:この日の2等航海士は女性。前方監視している姿を収めてみました。

 船長トークショーが終わると4階中央にある喫茶「ヨットクラブ」でのピアノ演奏。クラシックの曲の演奏が行われ、落ち着いた午後の一時を楽しむ。

ピアノ演奏 いしかり喫茶 いしかり喫茶カウンター
写真左:ピアノ演奏イベント 写真中央・右:喫茶スタンド「ヨットクラブ」

 その演奏が終わると仙台までは1時間と少し。右手には松島の島々が見えると仙台は近い。
 仙台港が近づくとスピードが落ちる。港内をしばらくゆっくり行くと自動車運搬船が別のバースで荷役中。

自動車運搬船「あいち丸」 自動車運搬船「あいち丸」2
写真:自動車運搬船

仙台港接近 仙台港接近2 仙台港接岸中
写真左・中央:仙台港接近 写真右:接岸作業中の船長

 入港時は船長が繰船の指揮を執る。ブリッジの右舷側で船長がスラスターの操作をして船を接岸させる。かなり慎重だ。
 そしてついに接岸。乗降船口がつながれて下船開始となる。

 なお、苫小牧までの乗客でも仙台で一時上陸することができ、出口近くにあるノートに名前を書いて下船となる(乗船券は持っておくこと)。
 出港30分前の7時30分までに戻ればいいとのこと。私もノートに名前を書き一時上陸。タクシーで多賀城駅に向かい、仙石線であおば通へ。
 仙台の街まで少しで歩いてみますか。15分早着した分滞在時間は延びるのでラッキー!?

 仙石線の電車は4両編成(編成表はこちらから)。103系が見られるのも今年限りか?

一時上陸名簿 あおば通駅の103系 あおば通駅入口
写真左:一時上陸名簿ノート 写真中央:103系(仙石線) 写真右:あおば通駅入口

 

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