旅行記　第６段

特急「かいおう」１番列車レポート　　　旅行日　2001/10/6

早朝にもかかわらず・・・

２日連続で原田線の始発に乗車。そして飯塚で電車列車となった門司港行きに乗車。
この門司港行きもほぼ座席定員の客を詰め込んで直方へ。
直方到着。しかし２番のりば近辺は何か騒がしい。

写真左：直方駅駅舎　写真右：私が到着した直後の直方駅風景

前日までの直方駅とは雰囲気が違った。
前日までなら気動車のアイドリング音が駅中で響きわたっていたが（平成筑豊鉄道や若松線関連は気動車だが）、その音もめっきり減った。
２番のりばでは多数のファンと「かいおう」発車式セレモニーの準備の人でごった返していた。この時点でこの状態だったが・・・。

６時４７分、１番のりばに折尾からの6521H（817系２両）が到着した。小倉・博多方面からの列車に接続するためか多数のファンが降りてきた。
この直前ぐらいから発車式が開始された。１日駅長の任命が行われ、この日の１日駅長には大関魁皇関の後援会長が務めた。
その１日駅長の挨拶のあとＪＲ九州社長の挨拶がある。セレモニーは滞りなく進んでいく。

写真左：「かいおう」出発式風景。挨拶しているのはＪＲ九州社長　写真右：折尾からの6521Hが到着した直後の直方駅

先発の普通にトラブル発生！「かいおう」の運命は・・・？

さて、この間に6521Hは後部に２両増結。その編成のLED幕を見てびっくり。なんと「快速　ハウステンボス」。何故だろう・・・と思うが。
しかし、この後２番のりばに入ってきた6523H（817系４両、直方始発の飯塚行き、6:59発）の車内表示はもっとびっくり。

この列車は、　　試　運　転　　行きです。　This train is bound for 　　　　

これが車内で表示されていた。6521Hは設定し直しで問題なく定時発車となったが6523Hは表示不具合のまま発車時刻を迎えてしまった。
発車時刻を過ぎても発車せず、ホームにいた次の「かいおう」１号の乗客も心配になる。
結局直らないまま７時８分頃、９分程度の遅れで直方駅を出発。この後の列車に影響が出ないかどうか心配だ。
（そもそも、電化開業初日の朝にそんなトラブルがあるのが心配の種。この後は大丈夫だったと思うが・・・）。

写真左：行先幕が「ハウステンボス」の８１７系　写真右：「試運転行き」の実際の表示

さて、発車式もこのトラブルのおかげで少し間延び気味。
だが、２番のりばに新入方から「有明」用の787系４両編成が到着するとまた騒がしくなる。

写真左：直方駅２番のりばに入ってきた特急「かいおう」　写真右：「かいおう」の方向幕。福北ゆたか線の列車は黄色地の幕（415・813系も）。

前の列車の遅れで到着を待ちわびていた人が一斉に車内に吸い込まれる。
しかし、以外にも直方で乗ってきた人の数は座席定員よりも少し少ない程度。グリーンは満席だったが（１２席しかないせいもある）。
列車の先頭部分ではセレモニーの最高潮、テープカットが進められていた。
しかし、もうすでに発車時刻は過ぎている。前の列車の影響が出たのだ。

とりあえず直方発車

定刻よりも３分程度遅れた７時１８分、直方発車。車内は落ち着きを取り戻したがまだ車内などを撮影して回る人が多い。
車窓を見ると久しぶりの筑豊特急にカメラを向けるファンや一般の人の姿も。１５年以上特急がなかった筑豊地区だから物珍しいのか。

写真：初日の「かいおう」１号車内。直方発車直前の風景。

新飯塚・飯塚・桂川と停車するが、土曜日ということと有料の特急ということもあり乗車する人は少ない。
飯塚では前走りの普通列車の折り返しが遅れ信号待ちさせられるトラブルもあった。
桂川発車時点ではほぼ満席となった。桂川を発車すると車内改札。篠栗線内の駅には停車しない。
そして吉塚に停車するがこの日は乗客の大半が直方から乗ったファンが大多数ということもあり降車客は少ない。
本来なら福岡県庁の最寄り駅なので乗降客は多いのだが・・・。

写真：この時使用した乗車券・特急券（博多以遠は別の乗車券を用意していて、博多で改札を出なかったためきっぷは手許に）。

そして直方の遅れを引きづったまま終点博多に到着。福北ゆたか線用の９番のりばではなく隣の８番のりばに到着。
到着して写真を撮る人が多い。一般の乗客は仕事に行く人と遊びに行く人と両方だろう。
新幹線に乗り換える人もいるだろうが「かいおう」からは乗継割引が適用されない。
そのかわり特急料金も全区間300円に抑えられているが・・・。

さて、立ち食いそばで朝食を済ませ快速で家に戻ることに・・・帰ったら仕事だ。

写真：「かいおう」１号　博多到着後の風景

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