2日目:1月2日
さて2日目のこの日は朝5時に起きる。朝早くから宮島に行く親を起こして「親もかい!」「いや、バスツアーだそうで・・・」身支度をして出発。
最初はどこに行くか決めてなかったのでとりあえず適当「いい加減なおっさんやな・・・」。
で、結局は0番のりばに停車していた原田線の飯塚行きに乗車「これがこの駅から一番最初に出る列車ってのもどうよ?」。
例によって125系気動車の単行だが(編成表はこちらから)トイレ設置改造が終わった車両だった。
この日は珍しく原田時点での乗客が私含め3人。この乗客数で終点の飯塚まで推移する。
写真:小倉までの乗車列車。左が125系気動車、中央が817系、右が415系
飯塚で乗り換え。今度は門司港行きの普通列車。817系電車の4両編成(編成表はこちらから)。しかしこの列車もまたがら空き。
直方まで乗車する。ここで今度は415系の門司港行きに乗り換え(編成表はこちらから)。
「乗り通せばええやん」「だってこっちの方が小倉に早く到着するし」ちなみに平日ダイヤだと乗り換えの必要はない。
しかし乗り換えた列車もこれまたがら空き。ロングシート車だからそれが余計に感じてしまう・・・。
小倉到着。ここで行先を大分方面に決定。ということで日豊線の列車に乗り換え。2番のりばに普通列車が到着。しばらく停車する。
この列車に終点中津まで乗車。日豊系統では珍しい811系4両編成だ(編成表はこちらから)。
「ホント珍しいですな」「うむ・・・でも始発の宇佐行きも811だし、この線の快速はすべて811や813だから極端に、ってほどじゃないけどね」。
大分行きの寝台特急「富士」が先に発車してすぐこちらも発車。小倉時点ではそれなりに乗客がいたが下曽根あたりから減りだした。
まぁ正月の朝の下り列車、あまり乗客も多そうじゃないんだが「宇佐神宮に初詣の人も・・・いないか。中津止まりで連絡列車ないし」。
宇島で特急「ソニック」を先に行かせる「中津まで持たないんかい!!」。宇島駅のホームには天狗の像が。天狗の街らしい。
中津到着。大分方面まで直通する普通列車の接続が悪いので途中杵築まで特急でワープ。
1,520円を払って特急の乗客に。次の特急は「にちりんシーガイア」3号、中津を出ると杵築まで停車しない列車だ。
「それなら宇島で・・・」「そうもしたいが運賃もだが特急料金も高くなる」中津から杵築までならぎりぎり50km以内の料金。
写真左:中津の鱧料理を宣伝する水槽 写真右:にちりんシーガイア3号
ホームに戻る。日本一長いという謳い文句の「鱧のベンチ」がある。中津は鱧の街でもある。改札前には水槽もある。
「で、たまーに駅員が昼飯代わりにその水槽から・・・って、おいおい」んなわきゃない。鱧は骨切りが大変な魚じゃ。
しかし上り小倉方面のホームは多数人がいるが大分方面のホームは少ない。そんな中列車進入のアナウンス。
5両編成だったが不思議と自由席は空席多数。2号車B室に陣取る(編成表はこちらから)。指定席はほぼ満席だってのに・・・。
写真左:杵築から大分まで乗車した普通 写真中央:杵築駅ホームにあったみかん型の椅子 写真右:大分駅ホームにあったかぼす型の椅子
30分ほどで杵築到着。ここで普通に乗り換え。まだ後続列車は到着してない。ここでみかん型の椅子を発見。
杵築はハウスみかんの生産地で有名だから、と納得。ちなみに大分にも色違いで同じものがあった「あっちはかぼすだな」。
さてちょっと待っただけで大分行き普通が到着。815系だが珍しく4両編成(編成表はこちらから)。
1つ手前の中山香始発なうえ「1つ手前といっても結構な距離があるがね」4両もあれば十分なぐらいってのもあるのだが。
大神で普通と特急の離合待ち、亀川で「ソニック」の退避で少し停車時間が長かったが無事大分に到着。
大分駅では振舞い酒が会ったり書初めのイベントがあったりで賑わっていた。そんな賑わいを撮った後別府に戻る。
1本後に乗ろうと思ったが「いやぁ、写真が大量に撮れたんで」ってことで10時50分の列車で別府へ。
発車直前に乗ったので席はない。815系の2両じゃなぁ・・・(編成表はこちらから)。それにしても結構乗ってること。
別府まではわずか10分ちょっと。改札を出ると駅は大賑わい。さすがは観光都市別府・・・さて自転車を借りることに。
が、「どこで申し込みすりゃええんじゃ!」ちなみにこの別府、電動機付き自転車を2時間500円で借りられる「楽チャリ」というのがある(注)。
その申し込み先が・・・しばらく探したがどうやらレンタカー窓口らしい。そこに行ってみるとここも大賑わい。
数人分のレンタカーの手続きで手間取ったが自転車の手続きは簡単。免許を提示し申込書に名前などを書いて500円払うだけ。
自転車の取り扱い説明を受けいざ出発!「11時15分に借りたので2時間後の13時15分までに戻してください」。
写真左:電動機付き自転車 写真中央:入った浴場の浴槽 写真右:源泉噴出
さてどこ行こう・・・とアテもなく彷徨ったが「アテもなくかい!!」せっかくの電動機付き自転車、勾配のある箇所でどうなのか試してみたい。
そんなわけで鉄輪(かんなわ、と読みます)に。別府港の辺りまではさすがにスムーズ。だがやはりこの自転車でも急な上りは苦しい。
とりあえず鉄輪の温泉街に着いて適当な風呂に・・・しかし別府は風呂がありすぎ。迷ってしまう。
そんな中地元の人向けの風呂が80円で入れるとのことなのでそこに入る(洗髪料別途20円)。
昼頃入ったが男風呂は誰も入ってなく、ずーっと貸切状態だった。ちなみに脱衣室と浴室は同じスペース。
建物も結構古くあまり広い場所でもないがお湯は適温だった。
風呂から上がって駅に戻る。途中港で寄り道をして船を撮影、そして別府駅に向かっていった。所定時間内の返却で追加料金0。
食事したいがここは大分まで行こう、ってことで大分へ。結構な人がいたが普通列車は5分ほど遅れていたようだ。
大分方面への普通到着。815系2両編成(編成表はこちらから)。席はあったがかなり混雑してる。
10分ちょっとで大分に戻る。しかしよく考えたら一旦別府を通り過ぎて大分行っているのね「あんたが勝手に大分まで乗っただけでしょ!」。
写真左:別府駅舎 写真中央:駅名看板。右下の温泉マークが印象的 写真右:別府から大分まで乗車の普通
大分ではお土産を買って名物の鶏天を食す。この鶏天、結構美味しいんですよね「でもメジャーになったのはつい最近?」。
そういう私も学生時代の帰省途中に大分のローカル雑誌(現在は廃刊?)でその存在を知るまで全く・・・。
さて帰りの列車・・・日豊本線回りじゃ芸がない、ここは久大本線か豊肥本線経由でってことで時刻表を見る。
どっちでも帰れるが車両がどっちもどっちなので・・・うーむ。それならば由布院経由で帰ろうか、ってことで久大本線。
日田行き直通列車が発車した直後なので次の久留米行き・・・じゃ芸がないな。というわけで1本前の由布院行きに乗車。
200系気動車が入ってきた(編成表はこちらから)。2両編成、発車時間まで余裕ありなので結構余裕あり。
それでも発車直前にはほぼ満席、でも立ち客までは出なかったが・・・異臭がする。何だろ?と思って前を見ると(ry
「まぁあんたも人のことは言えそうにないけど」分かってますがな。まぁその異臭の元も2つ先の南大分で降りたからいいが。
しかし駅ごとに乗客は減る一方。車窓左には大分川が流れてるが、この景色がまた・・・もっとも天ヶ瀬近辺での玖珠川ほどではないが。
写真左:由布院駅外観 写真右:由布院駅改札。改札ゲートがない・・・
由布院到着。何故か先発の日田行きもいたがここで予定通りの列車まで時間調整。
温泉でも入ろうかと思ったが駅近くに公衆浴場は見当たらない。が、ホームに足湯がある。乗車券とは別に160円が必要。
しかし実際はチェックもしてないので乗車券だけでも入れそうだが、足拭きのタオルが付いてくるので損ではない。お湯は適温。
時間的に「ゆふいんの森」6号発車前なので足湯も結構賑わっていた。ちなみに女性専用スペースもあるがそっちに行く人はほとんどいない。
「別段服脱いで入るわけでもないし・・・」あと上がり湯もあるが、これはかなり熱かった。
さて足湯から上がって階段を渡って普通列車のホームに向かうとすでに列車入っていた。ただ125系単行(編成表はこちらから)。
しかも朝の原田線と違いトイレがまだ付いてない車両「これじゃ久留米までの3時間、まさに苦行だな」。
というわけで時間があるうちにトイレに。駅構内にはなく近くの公衆トイレにしか男性用はないとのこと(女性用は駅の中にある)。
そのついでに駅前のお土産店でお土産を買い再び列車へ。しかし発車直前になるとかなり混雑してきた・・・。
「『ゆふいんの森』の指定でも取れなかった?」「可能性はなきにしもあらず。だがまだ自由席のある『ゆふ』6号もあるしなぁ」。
写真:由布院から久留米まで乗車の普通
下り大分行きが到着してすぐにこちらも発車。次の野矢までは結構な距離がありしかもかなりの勾配を登る。エンジン音がけたたましい。
野矢に到着する頃にはすでに外は闇・・・こちらもうつらうつらしてくる。天ヶ瀬で多少空席が発生するも混雑自体は日田まで続く。
日田を過ぎると車内も落ち着く。そして筑後吉井で特急が先に発車。しかし特急に乗り継ぐ人はほとんどいなかった。
「日田で特急券を買い求めてる人もいたような・・・」「そりゃ筑後吉井に特急が全部止まるとは思えないし」。
筑後吉井を過ぎ、筑後草野からは久留米市内に。久留米市内になると多少は乗客も多い。が、立ち客は出てないが。
久留米到着。すぐに鹿児島本線の快速がやってくる。接続が良好なのはいいがこれでは良好すぎ。
荒木始発のうえ813系6両編成じゃ(編成表はこちらから)・・・って、この表現どこかで使ったな。
「杵築から乗車した大分行きがまさに同じパターン」「あ、そうでしたっけ」。全く。本人がこれじゃ・・・。
しかし由布院から125系気動車の硬い座席に座りっぱなしってこともあり813系の転換クロスが天国に思えてきた「意外に柔らかいのよね」。
原田に到着。今回の旅行はここで終了。疲れたのは疲れたが、意外に面白い旅行でもあった、っていうことで・・・。
にしても次回はどこになるだろう。旅行記かけるほどのネタであればいいが「おーい」。