2004年オフ会旅行
4：8月16日 アルペンルート走破〜北陸編
8/16分の編成表はこちらから
休日とはいえ夜の新宿駅は大勢の人で賑わっている。そんな中若干代々木寄りに位置する5・6番のりばはどことなく行楽色を感じる状況だ。
このホームから出る列車は「ムーンライト信州」81号が残っているだけ。ということはこのホームの乗客は間違いなくそれに乗車する。
同じ日の東京（臨時は品川）発「ムーンライトながら」はコミケ最終日ともあって恐らく定期・臨時ともに満席だろう。
しかも小田原からは指定券なしの乗客で溢れるはず。こんな状況下では「ながら」は･･･ということで比較的落ち着いてそうなこちらを選択。
ホームを見渡すと大きなリュックが目立つ。沿線の山々へと登山に出かけるのだろう。
写真左：ML信州81号発車案内 写真中央：ML信州乗車位置案内 写真右：ML信州新宿入線
23時45分過ぎに列車は入ってきた。国鉄色183系の9両編成でうち1両はグリーン車。ドアが開くとホームにいた人が車内に吸い込まれる。
様子を見ると各車8割前後は埋まってるだろうか。グリーン車も半分以上はいる模様。しかしグリーン車はすでに車内の照明が減光？
写真左：すでに車内減光されてるグリーン車 写真中央：ML信州ヘッドマーク 写真右：ML信州方向幕
0時前に発車するこの列車のためなのかホームの売店が開いてるようで夜食などを買い求める人で賑わっている。
私も夜食と飲み物を少し買い込み車内に戻る。指定された3号車も結構な乗車率のようだ。荷棚を見るとやはり大きなリュックが目立つ。
まぁ私も荷物が大きいのでどこかの登山と思われても（以前越後湯沢で登山してないのに「谷川岳の帰りですか？」と聞かれた事がある）。
写真：荷物棚の荷物。山登りの客が多いためリュックが目立つ。
23時54分の定刻に新宿を発車。途中の三鷹までは複々線区間、しかし前の列車が詰まってるのか全体的にゆっくりとしたスピードで進む。
さらに三鷹を過ぎて国分寺あたりでは高架工事をやってるせいもあり徐行区間が続く。本当にのんびりとしたペースだが･･･。
途中立川・八王子と停車。わずかながらだが乗車する人もいるようだ。
あ、ちなみに日付変更線は立川なので事前に新宿から立川までの乗車券を購入して乗車。
高尾を通過すると周辺の景色は一気に変わる―――とはいえ夜行列車なので暗闇の中なのだが。
次の駅、相模湖を通過するまで結構時間がかかったような。まぁのんびりとしたペースは高尾を通過しても続いているようで。
この間にうつらうつらとし始め大月はうろ覚え、甲府や小淵沢の記憶はなく、上諏訪も覚えてるかどうか･･･という状態で列車は進む。
とりあえず目が覚めたのは松本の手前だろうか。その頃には乗客数も若干減っていたようだ。
MLながらと違い深夜時間帯の駅でも降りる人が多いのだろう。実際隣の人も松本で降りていった。ちなみに朝の4時台。
松本で隣のホームを見ると大阪・名古屋から長野へと向かう急行「ちくま」が停車中。お互いに乗り継いだ人もいるのだろうか。
しかし松本過ぎて大糸線に入ると車内は閑散としてくる。半分以下の乗車率だろうか。とりあえず信濃大町までゆっくりと過ごす。
窓の外を見ると少しずつではあるが明るくなってきたようだ。天候もよさそう。
写真：松本駅停車中の急行「ちくま」
5時過ぎに信濃大町に到着。ここで結構降りる人が。この先白馬まで列車は行くがもう回送に近い状態だろうか。
改札を出て待合室ではアルペンルートへの乗車券を発売。しかし私は扇沢から富山までの分を事前にネット購入。
扇沢までのバスは運賃に含まれてないためバス停の前にあるバス乗車券売り場で購入。バス乗車券にしては珍しい硬券だ。
アルペンルートに関してはそれだけでページが組めそう･･･ということでサブ企画扱いに。こちらからどうぞ。
富山に到着。すぐに駅構内にあるATMでお金を下ろし京都までの乗車券を購入。特急使うかどうか迷ったがとりあえず普通列車で移動。
昼飯もまだだったので夕食兼用で「ますぶり重ね寿司」を買う。2,300円ほどの弁当なので出費だが食べる価値はあると思う。
金沢行きの普通列車に乗り込みまずは金沢へ。3時過ぎで車内はそこそこの乗車率。高岡で若干の入れ替わりがあった。
1時間ちょっとで金沢に到着･･･その間は寝ていたのであまり覚えてない。
写真左：富山駅 写真右：富山から金沢まで乗車した普通列車
金沢ではどうしようかな、と考えたが次の普通列車が敦賀行き、というのもあったのでそのまま乗り換え。
夕方ラッシュ時間帯にかかるのか471・475系の6両編成とこの近辺にしては長い方だ。それでも結構座席は埋まった。
やはり疲れてるのかすぐに眠ってしまう･･･福井もうろ覚えだ。眠っているうちに終点の敦賀に到着する。外はすでに真っ暗。
接続列車は北陸線の米原行きと湖西線の近江今津行きとが数分の違いであった。少し迷ったが湖西線の列車に乗車。
写真：富山駅の駅弁「ますぶり重ねすし」。左はパッケージ、中央が上段のぶりのすし、右が下段のますのすし
後発というのもあってか近江今津行きはかなり余裕があった。寝台特急改造の419系というのもあり閑散さをより感じたような。
近江塩津から湖西線に入り近江今津で乗り換え。京都行き普通も8両編成だがラッシュと逆方向というのもあってこれまたがら空き。
113系の体質改善車なので転換クロスシートをボックス状態にしても余裕があるほど。21時15分に京都に到着、また寝ていたようだ。
京都では風呂に入りたい、ということもあり駅前のタワー浴場に行くもすでに営業終了。仕方ないので船の中で入るとして大阪へ移動。
時間には余裕があるので大阪までは新快速に乗車しそこから阪神電車に乗り換えて三宮へ。
ちなみに乗車券は大阪までICOCA、阪神線はスルッとKANSAI対応のカードがあったのでそれを使用。乗車券が京都までなのはそのため。
しかし新快速、12両編成だったのだが座れないほどの混みよう。夜でも新快速は人気の高さをうかがわせる。
三宮には23時10分頃到着だったか。阪神の地下駅を出て道路沿いにあるジャンボフェリー送迎バス（とはいえ有料）ののりばへ。
お盆休みは過ぎたとはいえ四国方面に行く人でバス停の前もかなりの数。23時30分の少し前にバスが到着し車内へ。
やはりバス停で待っていた人の大半がバスに乗り込んだせいかバスは満席。10分ほどで港に到着。
バスを降り乗船名簿を書いて提出し切符を購入。この際スタンプカードをもらう。10個たまれば1回無料乗船できる、とのことらしい。
有効期間は最終乗船日より1年。1年に1度は乗らないと無効になるから乗らないと！？
切符を購入した後は乗船口でしばし待機。しかし乗船客の列はかなりのもの。比較的前の方とはいえいい場所が取れるかどうか。
そんな中高松からの船が到着。乗客が全て降りて清掃が終わってから改札開始。しかし以前に比べ少し手間取ってるようだ。
まぁ無理もない、スタンプカードを導入した関係でスタンプを押してるのもあるようだ。
切符の半券を渡しスタンプカードに捺印してもらうと船内へ。どうにかいい場所が確保できたようだ。
ある程度落ち着いてから風呂に行く。入口がドライバー室入口のところにあるので躊躇するかもしれないが一般でも利用は可能だ。
もっともドライバー室のドアと浴室入口のドアは別なので気付けば大丈夫かも･･･。
浴室はさほど広いわけではないがサウナ付き、石鹸などは常備がないので用意しておく必要があるので注意。
また洗濯機・乾燥機もあるが（しかも無料）これは一般客で使ってる人は少ない模様。
風呂を上がって売店で風呂上がりのうどんを食べる。船の中で食べるうどんはやっぱし格別。
そのあと船室に戻り高松到着までおやすみなさい･･･。
