新島・式根島でのひととき
新島に上陸。とりあえず貸し自転車を探すため観光案内所へ。その観光案内所までが船から少し距離がある。
で、着いた観光案内所では自転車の貸し出しはないそうな。地図を渡され貸自転車屋を3軒紹介してくれた。
10分ぐらい歩いて1件目にたどり着くが無人。2軒目と3軒目は近くなので両方とも行ってみる。
2軒目は開いてるかどうか不明。3軒目も閉まってたが近くの店を訪ねてくれ、とのことなので行ってみる。
なかなか出てこなかったが犬が吼えたのが聞こえたのか店の人が出てきて自転車を借りたいと伝えるとすぐ対応してくれた。
その自転車を借り一旦港の方へ。目的地は湯の浜露天風呂。ここは24時間入れる混浴の風呂だ。
混浴と聞いて淡い期待を感じたあなた、そう、そこのあなた。混浴とはいってもここは水着着用の風呂。残念でした。
外「だから水着用意してたんか!!準備いいな」ま、事前情報も仕入れておかなきゃ、ってこと。
ロッカーで着替えて風呂に入る。先客は地元の男性2人。しかしもう上がるようで実質私だけの貸切状態。
眼下には新島のブルーの海、天候はこの時点では快晴、最高の風呂日和!!
欲をいえばこれで同時に若い女の子でも入ってくれば・・・だが船から降りた客の数と客層でそれは覚悟済み。
風呂から上がり一旦港あたりまで走って忘れ物に気付き再び温泉まで戻ったりしたがその後は前浜地区をぶらりと回る。
島内にはモアイ像みたいな彫刻が各所にあったりしたのは印象的。あと海は綺麗!!
東京都内の海はだいぶ綺麗になってきたとはいえ新島のレベルにはまだまだ。
外「それでも小笠原とかはもっといいらしいんだけど・・・金と暇がないから行けないんだよなぁ、ここの管理人さん」
でも行くとかなったら父島在住のN氏が黙っちゃいないか。港で待ち伏せされて夜は酒盛りだろうな。
さて街巡りをしてお土産を買った後自転車を戻す。
店の人が式根島行きの連絡船ののりばまで車で送ってくれる、というのでありがたく乗せていただく。
車なので数分でのりば到着。東海汽船の発着場所の横にある漁港が乗り場だ。プレハブハウスが待合室兼乗船券売り場となっている。
ここで乗船券を購入。片道か往復を聞かれる。片道を購入、運賃は420円。
出港時間までまだ時間がある。しかしその間に次々と乗客の姿が。平日の昼間の便にしては客が集まってるな・・・。
そのうち島内のコミュニティバスまでやってきて新島高校の学生の姿も。時期が時期というせいなのか高校も早仕舞い!?
そのほかの客も含めると結局20人ぐらいにまで膨れ上がった。結構乗ってきたな。あと天候もちょっと怪しくなってきた。
そのうち式根島からの船が到着。折り返し式根島行きとなる。船は「にしき2」、新島村が運航する船だ。
降りる客もそれなりにいて下船が終わると乗船開始。ここで乗船券を係に渡す。
格好としては・・・小さな高速船みたいな感じ?実際の写真を出さないとちょっと分かりづらいかな?
船室は前の方に椅子席があり一部はリクライニングする、というかしないのは壊れてる?
ともかく乗客がすべて乗り終わり11時30分に出港。
海上はまぁそんなに荒れてるほどではない。が、小さい船なので結構揺れる。しかし酔うほどではない。
地元の人は慣れてるから大丈夫そう。10分ほどで式根島に到着。隣の島まで意外と近い。
ここはバスもないのか送り迎えしてもらってる人が大半。学生も用務客も散り散りに散っていった。
さて私はというと・・・やることがない。店も近くにはない。とりあえず漁業組合みたいな建物で式根島名産の「たたき」なるものを購入。
簡単に言えば魚のすり身みたいなものだが。これをクールゆうパックで送る、というか郵便局以外の業者がない。
船の関係で翌日発送、翌々日到着になるとのこと。
購入後、東海汽船の待合所で下田行きの船を待つ。乗船券を窓口で見せると「そのまま乗船いいですよ」とのこと。
あと「神津島からの便が遅れてるから12時45分頃の入港」とも伝えられる。神津島先回りで遅れてるのか?
ともかくターミナルで待つ。しかし他に客の姿は見えない。今日は乗客少ないのかな・・・?
そして12時40分過ぎに外に出る。しばらくすると小さな船の姿が―――そう、あれが「あぜりあ丸」だ。