4:船編 東海汽船 東京(竹芝)〜大島・利島・新島・式根島・神津島航路 かめりあ丸
船は東海汽船最長老格の「かめりあ丸」。昭和61年デビューということでかなり古い船だ。
船内に入る。すでに多数の先客が乗船済みだが座席位置は指定されてるので番号を見て部屋に。
指定された席はDデッキの後部。エントランスデッキがCデッキなので船底に近い位置となる。
両隣とも人はいたがこの東海汽船、2等船室の1人あたりのスペースは意外に広い。
外「昔は詰め込みで有名だったんだが・・・最近になって変わってきたっぽいね」。
荷物を置きデッキへ。桟橋の方を見るとまぁ先ほどのオフ会参加者が万歳三唱。
ま、この雰囲気がTFBクオリティなんだろうけど。ここまでのクオリティを誇れるオフはそんじょそこらにはない!?
外「だったらてめえのオフ会もそのクオリティ保てゴルァ!」ま、うちはうちで、ということで・・・。
そんなこんなで出港時刻の22時。万歳三唱で見送られる。まぁここまでして見送られたらもう本当にありがとうございました、って感じ。
少なくとも姿が見えなくなるまでデッキで過ごしその後一旦部屋に戻る。乗船してみるとどうも1人分余裕ありっぽい。
おかげで通常のスペースよりも広いスペースを使って寝ることができる。これはありがたい。
ちなみにこの間に毛布を案内所で借りる。なお部屋の方でも毛布貸し出しをやってたがすでに案内所で借りてきたので遅かった。
とはいえ22時出港ではまだ寝るには早い。というわけで船内探索ついでに軽食コーナーが開いているので夜食。
軽食コーナーはCデッキ後方。昔は食堂があったと思われる場所にセルフサービス方式のカウンターがありそこで注文。
で、カレーを注文したがすでに暖めてあったレトルトのをかけて提供。ま、後で話すと「レトルトの印度カレーでしょ」だって。
とりあえず空いているテーブルを探し座って食べる。テーブルの数は少ないので要注意。
食後は再び部屋へ。やることないのでとりあえず横になる。と、23時を過ぎた頃にエンジン停止の音が。
放送があり「0時まで時間調整のため羽田沖で錨泊します」と。錨泊は聞いていて知っていたがこんな感じとは・・・。
またこの間に照明も暗くなる。これを境に休む人が出だす。そして0時15分過ぎになって再びエンジン始動。大島へ向け出帆!!
外「って帆船じゃないでしょ!」すんません、適切な言葉が思い浮かばなかった。
さて翌朝は6時に大島到着。岡田と元町、2つの港があるがこの日は岡田に入港。基本的には岡田入港なので平穏っぽい。
ここで半数弱の乗客が下船。ちょうど大島は椿祭り開催中、それもあるのだろうが大半は日曜を都心で過ごした地元の人か。
20分ぐらい停泊し出港。利島へと向かう。この間に夜も明けてくる。海は比較的穏やかで快適なクルージング日和。
ま、ともかくそんな感じで利島へ。しかしここの岸壁設備は先ほどの大島に比べ少し貧弱・・・それでも上手い操船技術で着岸。
利島到着は7時20分。ここで10人ちょっとが下船。地元客が大半のようだ。
あと郵便局の車が岸壁にいたのも印象的。この船が来ないと郵便物も届かない。
ちなみに今日は該当しなかったが「条件付き」というときもある。これが出ると出港はしますが入港の保障はできません、ということになる。
この場合、復路でも入港できなかった場合東京に戻ることになるが運賃は全額払い戻しとなる。
神津島航路の場合はこの利島、八丈島航路の場合は御蔵島がよく条件付きになる。特に御蔵島は・・・この日も条件付いてたし。
「条件付き」が何日も続き入港できなくなると荷物も届かなくなるので島民の生活にも深刻な影響が出る。
10分ぐらいの停泊で利島出港。ここまで来ると完全な昼行と変わり夜行船のイメージがない。
しかしここから次の新島までは1時間ほど。なのでこの間にシャワーを浴び汗を流す。6分100円でお湯が出るシステム。
・・・だがこのシャワー、どういうわけか先端部分が取れてるのがあった。既にコイン投入後でどうしようもないのでそのまま使う。
汗を流し下着だけでも替えるとしばらくして新島入港の案内。下船準備にかかる。
新島で降りる人もそれなりにいるようで案内所前はそれなりに賑わう。そして8時35分に到着。
30人ほどがここで降りていったが迎えに来てもらったりした人が多く観光客は皆無の模様。やはり日曜の夜便だからか・・・。
とりあえずかめりあ丸はここで下船。さてこれから11時まで新島を堪能しますか―――。