「3世代列車体験の旅」 旅行日 2001/9/30
1:昼食まで
乗車した車両の一覧表の見方 上段:列車番号・行先・乗車区間 中段:進行方向・編成番号・所属区 下段:乗車列車全車両番号(太字色つきが乗車車両) ※列車によっては2段になります |
博多駅集合!!
家を出て415-1500の普通と811系スペースワールド編成の快速を乗り継いで博多駅に9:50に到着。
この日は秋雨前線の活動が活発になり雨となったが、休日ということもあり福岡都心へ向かう乗客でいっぱいだ。
811系快速から吐き出された人が改札口を目指す。改札を出て、みどりの窓口前の集合場所へ―――。
今回の旅はJR九州が企画した「3世代列車体験の旅」Aコースだ。
博多駅を出て飯塚までは200系気動車、飯塚から直方まではSL+あそboy用客車、
昼食・観光の後直方から博多までは新型車両・817系電車で戻るという体験ツアー。
博多発の大人の参加料金は6,800円で、昼食もついている。こんなツアーに博多から参加することに。
なお、9/3受付開始のこのツアー、即日満杯とかなりの人気となった。
(Bコースは黒崎発着で、黒崎→中間間電車、中間→直方間気動車、帰りの陣原までがSL+あそBoy用客車、陣原からは定期列車で黒崎に戻り、昼食・観光なしの3,500円)。
さて、今回の旅行では友人Sが同行することに。予約等は彼が行ったため集合場所での受付を全て行ってくれた。
参加証代わりとなるワッペンを渡され、また再集合時間(10:20)を指示され、一旦集合場所を離れる。この間に駅構内を散歩する。
写真:集合場所である博多駅みどりの窓口(中央)前
第2世代:200系気動車に乗る
再集合時刻になり、最初に乗車する気動車の号車別に整列する。またこの時点で最初渡されたワッペンを胸に付ける。
私たちは1号車なのですぐに改札に移動。この列車は団体列車なので胸に付けたワッペンを改札係員に見えるようにすればいい。
改札を通過し、旗を持った添乗員さんについていって9番ホームへ。
200系気動車が6両編成で到着していたが前の2両は10:30発折尾行き快速。後ろの4両がこのツアー客のための車両になるようだ。
団体臨時列車 飯塚行き 乗車区間:博多→飯塚 (←飯塚) 篠栗筑豊鉄道事業部 直方運輸センター キハ200 1001+キハ200 1+キハ200 1003+キハ200 3 |
折尾行き快速が発車した後、ドアが開く。とりあえず指定された位置に座る。転換クロスシートの車内はまたたくうちに座席が埋まった。
乗客の層としては家族連れが目立ち、我々鉄道好きという感じの乗客は少ないようだ。
発車までの間いろいろ車内を回ったり写真を撮っていたり、旅の始まりを楽しんでいるようだ。
写真左:200系気動車 写真右:参加者の親子の写真撮影風景
10時49分発車。ちょうど新幹線の発車もあり、車内は新幹線との競走に興味がわく、が、新幹線はすぐに加速して遙か彼方へ消えていく。
列車は定期列車の合間を行っていることもあり、運転停車が多い。
博多を出てすぐの吉塚でまず最初の運転停車をした後、柚須・長者原・門松・篠栗・九郎原・筑前大分・桂川とかなりの駅で停車。
うち篠栗では5分程度停車したであろう。外は相変わらず雨が続く。しかし、子供も多いせいか車内は賑やかだ。
写真:今回の列車の車内(200系気動車) 家族連れが多い・・・?
通常なら30分ちょっとでつく飯塚までの行路、運転停車の多さもあって50分以上かけて11時41分、飯塚駅1番のりばに到着。
改札は出ずにまた添乗員さんについていって今度はSL牽引の客車列車に乗り換える。
第1世代:SL牽引の列車に乗る
乗り換えは階段を渡った3番のりばから。すでにSL展示撮影会もしているということもあって列車は入っていた。
SL・客車とも豊肥本線の熊本〜宮地間を中心に活躍している「あそBoy」用の車両だ。
団体臨時列車 直方行き 乗車区間:飯塚→直方 (←直方) 熊本鉄道事業部 熊本運輸センター 58624(SL)+オハフ50 702+オハ50 701+オハフ50 701 |
今度はSLということもあり、撮影する人の数も先ほどの気動車よりも多い。
人をかき分けるわけにもいかないので何とかチャンスを狙って撮影してみたが・・・結果は下の写真を参照。
写真:チャンスを狙って撮影したのですが・・・。
車内に戻って指定された位置に座る。今度は本当に最後尾の展望台の近くの座席だ。
2人掛けシートで、かなり座り心地もよくボックスシートとしては最高のものであろう。男2人でもかなり余裕があったぐらいだ。
写真左:「あそBoy」用客車(最後尾展望車) 写真右:「あそBoy」用客車(車内)
そんなこんなのうちに発車。線路の外にも写真撮影の人が多く、関心の高さをうかがわせる。
この雨の中、風邪をひかなければいいのだが・・・。
写真左:飯塚駅での写真撮影者 写真右:遠賀川橋梁近くでの写真撮影者
新飯塚で運転停車した後、浦田あたりから後部展望台に陣取る。
後部展望台の風景は貼れていればそれはすばらしいものだろうが、この日は残念ながら雨。しかし、雨の風景も楽しいものだ。
鯰田を過ぎたところで遠賀川鉄橋を渡るが、ここにも撮影のカメラが多数。
中には鉄道用地に入って撮影する不届きものもいたが(小竹の保線用線路の横あたり)、
大半の撮影者の撮影のマナーはきっちり守られていたので救われた。
この小竹を過ぎてまた座席に戻り、直方まで座席で過ごす。右手に平成筑豊鉄道の複線が見え、家並みが増えていくと終点・直方は間近だ。
直方到着。ここからはバスで昼食&石炭記念会館の観光だ。貸切バス、と思ったら・・・。
意外と豪華な昼食
駅前で私たちを待っていたのは何と路線タイプの車両。
私たちが乗車したのは何と昭和61年製の車両で、国鉄標準塗装にスワローマークの今となってはレアな部類の車両だ。
写真左:今回使用した貸切バス 写真右:そのバスの車内 床は木製
貸切バス 直方駅→グラン・デビュ→石炭記念会館→直方駅 JR九州バス 直方営業所 531-6461(旧国鉄色) 1号車(/4台) |
あと3台貸切バスは出たのだがあとは全てレッドライナー塗装。さておき、昼食場所へと向かう。
てっきり直方で食事できるような場所といえば「もち吉」もちだんご村かと思いきや、向かった先は何とグラン・デビュという結婚式場。
ここでバスを降り、地下に用意されていた部屋に案内された(地下といっても掘り下げてあるため地上みたいな場所)。
この日は結婚式が3組予定されていて、この時、1軒の披露宴が始まろうかとしていた。で、部屋に入ると弁当がすでに用意されていた。
名前通りの席(友人の名前で)に座り、昼食となる。さてその内容がすばらしかった・・・。
〜LUNCH MENU〜 御飯・焼肉4枚(玉葱が敷いてある)・ミートボール5個(かいわれが敷いてある)・鶏の唐揚げ1個・骨付きソーセージ・かに爪のフライ・ミニオムレツ・桃まんじゅう・胡麻団子・葡萄2個・大根の漬け物 |
意外に豪華。このツアー、比較的参加者の年齢層が若いということでこんなメニューになったのであろうか。
ボリュームもあり、結構おいしいものであった。食後は外に出てみる。
ちょうど披露宴の新婦入場の瞬間で、式の中で一番緊張した瞬間を迎えている様子だった。
写真左:今回の食事。見づらいですがこんなものでした 写真右:偶然係員がケーキを運んでいた・・・場所は結婚式場
さてそんなこんなのうちにバスの出発時刻となる。次の行程に支障が出ないように急いでバスに乗らなきゃ・・・。
写真:昼食した場所のイメージロゴ