「3世代列車体験の旅」 旅行日 2001/9/30
2:石炭記念会館&817系電車
乗車した車両の一覧表の見方 上段:列車番号・行先・乗車区間 中段:進行方向・編成番号・所属区 下段:乗車列車全車両番号(太字色つきが乗車車両) ※列車によっては2段になります |
石炭記念会館へ移動
食事後、先ほどのバスで直方市石炭記念会館へ移動。ここは直方市が石炭で賑わった町ということを後世に残すために作られたようだ。
ちなみに、この建物の本館は明治43年に設けられた石炭協会の直方会議所を改装したもの。
建物の前にはSLが2両とそれぞれに石炭車が展示されており、石炭で賑わった時代の車両を現在に伝えている。
中では筑豊の石炭に関する歴史や資料・展示が行われていたのだがいかんせん時間が少ないため急ぎ足での見学となったのが残念。
もっとも博多方面から直方に到着する直前に左手にSLが見えた場所がそうなので、時間のある方は是非立ち寄ってほしい。
さて、見物後すぐに直方駅に戻る。
駅前では郵便局が「福北ゆたか線 電化開業」や戦後50年のメモリアル記念切手の出張販売をしており、私も1つ買ってみた。
1セット1000円。で、電化開業の切手の方には記念スタンプも押されていた。
購入後、すぐに改札へ。添乗員さんから改札に入るよう案内される。さぁ、最後の車両の登場だ―――。
最新世代:817系電車に乗る
少し案内が不十分で、どのホームに行っていいのか分からなかったが、人の流れから推測するとSLの止まっているホームへ向かうようだ。
3番ホームのSLの方はこれから黒崎からのBコースの乗客を乗せて陣の原まで行くので4番ホームからの発車だろう。
しかし、まだ4番ホームには先発の黒崎行き普通列車が停車中。この列車が14時16分に発車した後、14時20分頃に到着。
6両編成で到着した。
団体臨時列車 博多行き 乗車区間:直方→博多 (←博多) Vg14+Vg15+Vg19 筑豊篠栗鉄道事業部 直方車両センター クハ816 14+クモハ817 14+クハ816 15+クモハ817 15+クハ816 19+クモハ817 19 |
到着してドアが開き乗車。中は結構明るく、また車内も広く見える。
座席は転換クロスシートで、ベースには木材が使用されていて、座席クッション・枕には特急用885系と同じで本革採用。
座り心地は極端に固いとは感じない。
補助席も設けられており、ラッシュ時のドアまわりのスペース確保とデータイムの着席率向上に一役買っている。
トイレはクハ816に設置されており、ユニットトイレという感じの洋式。車椅子対応となっている。
写真左:817系電車 写真中央:「福北ゆたか線」路線シール 写真右:817系LED方向幕
さて、14時27分に直方発車。加速力は今までの電車よりもかなり強く感じる。
電化でスピードアップも計画されているが、この分だと大丈夫であろうか。複線区間をかなりのスピードで駆け抜ける。
さて、行き同様定期列車の合間にこの臨時列車を組み込んでいるので帰りもまた運転停車が多い。
帰りは新飯塚・飯塚・桂川・筑前大分・九郎原・篠栗・長者原・柚須・吉塚で運転停車となった。
うち九郎原では博多行き快速列車待避と飯塚方面の普通列車との交換を同時に行った結果15分ほど停車。
長者原で離合した普通列車の乗客からもこちらの車両が注目の的となっていた。
まぁ、6日の電化完成後はこの車両がいつものように走るのでそんなに気にならなくなるのだろうが・・・。
写真左:817系車内 写真中央:817系座席 写真右:817系天井
車内は子供が多いせいか結構うろちょろ動き回る。
どうゆう訳か知らぬが、併結されている部分の運転台にすぐ入ることができる状態になっていた。鍵をかけていないのは保安上問題だ。
幸い列車の運転に支障なかったからよかったが・・・。
何事かあったらそれが問題になるので営業運転開始時にはその状態は改善してもらいたい。
写真左:817系ゴミ箱。ゴミはこのゴミ箱に 写真右:817系トイレ部
さて、そんな3世代列車体験も博多到着で終了を迎える。今度も添乗員さんについていき改札を出る。
ここで解散となり、各参加者は家路に向かったりどこか他の場所に遊びに行ったり、三々五々分かれていった。
私たちも一旦改札を出て切符を買いなおして南福岡へ向かうことに(スーパー銭湯に行った)。
添乗員さんはあとの残務処理が残っているのでまだ終わったわけではないが・・・。
とにかく私としてはこの体験乗車、結構楽しかったの一言につきます。
今後6日からは最後に乗った817系が筑豊路のニューヒーローとして活躍してくれることも祈りつつこの旅行記を終えたいと思います―――。