「各駅停車の旅」オフ会旅行 旅行日 2001/8/16〜21
２：２日目（８月１７日） 兵庫１周＆ＪＲ西日本完全制覇へ その１
乗車した車両の一覧表の見方 上段：列車番号・行先・乗車区間 中段：進行方向・編成番号・所属区 下段：乗車列車全車両番号（太字色つきが乗車車両） ※列車によっては２段になります |
寝付けぬ長い夜
米子ではパンを２つ仕入れる。これは次の日、おそらく和田山まで何も食べれない可能性があるため事前に食料を調達しておく自衛策だ。
しかし米子の表通りには夜まで開いている店は少ない。数分歩いたところにある小さいコンビニで調達。
なお、駅の中にもＪＲ系コンビニ「Heart
In」があるので歩く必要もなかったのだが時間が余っていたので歩いて店を探したという次第。
それでもまだ列車には時間があるので待合室へ。冷房はないが、夜ということもあってか多少は涼しい。
２３時を過ぎたところでホームへ。４番ホームからの発車だ。改札の中は案外風が通って涼しい。
ふとホームの奥の留置線を見ると７月改正でお役後免になった１８１系気動車が大量に留置されていた。
浜田まで乗った「スーパーおき」は確かに快適だったが、その代償に昔の車両がなくなってしまったということを忘れてはいけない・・・。
２３時１９分、DD51を先頭にした客車列車４両が到着。ムーンライト八重垣だ。しかし後ろの客車４両を見ると一般型の１４系だ・・・。
快速ムーンライト八重垣 大阪行き 乗車区間：米子→姫路 （←大阪） 岡山までの機関車は後藤運転所、客車と岡山以遠の機関車は下関車両センター DD51 1188+スハフ14 10+オハ14 48+オハ14 88（２号車）+オハフ15 11 岡山からの機関車はEF65 1134 |
先頭４号車のスハフだけがシート改善車。
後の３両は昔ながらの簡易リクライニングシートなので座りづらいタイプだ（１・３号車はモケットも従来のまま）。
１号車は喫煙車ということもあってかなり空いているが、そのほかの車両はそこそこの乗車率。しかし空席は存在する。
米子を発車し伯耆大山・根雨・生山と停車するものの満席にはならない。
前の２列は予備席なのか空いていたので（３Ｄ席にいた）車掌に交渉して移っていいかどうか尋ねると「誰か来たら移動して下さい」とのこと。
岡山で乗ってくる人はいないだろうし、大丈夫だろうと踏んで前の席に移る。姫路で降りるのでかえって都合が良かった。
新見・倉敷で３０分近く運転停車する。時間調整のためか。この間に寝付いたが岡山の３０分停車で起きる。
機関車交替をしている間にＭＬ九州が追い抜いていく。岡山を発車すると次が姫路ということもあって寝ていられない。
そのためか寝不足の状態で姫路を迎える・・・。
微妙な接続
姫路ではゆっくりしていられない。次の加古川行きは２分接続のはず、と思いきや案内を見ると「普通 時刻変更」の案内が。
5:25発のはずが5:28発になっている。加古川で加古川線始発には２分しか余裕がない・・・。２２１系の普通列車が到着。それに乗り込む。
普通 米原行き 乗車区間：姫路→加古川 （←米原） Ａ１ 網干総合車両所 クモハ221 25+モハ221 25+サハ221 25+モハ220 6+サハ220 6+モハ220 7+サハ220 7+クハ221 25 |
網干始発だがほとんど乗客はおらず、姫路から加古川の各駅でも乗る人は少なかった。まだ通勤時間帯には早いのか・・・。
快適な221系の転換クロスシートを堪能して加古川へ。接続はわずか２分・・・。
加古川は高架化工事があるのか、仮駅となっていて駅の構造が変わっていた。あわてて加古川線ホームへ。
すでにキハ４７系２両編成が発車の時を待っている。
ワンマン普通 西脇市行き 乗車区間：加古川→西脇市 （←西脇市） 加古川鉄道部 キハ47 28+キハ47 1113 |
あわてて２両編成のディーゼルに乗り換える。
そしてその車内には何と次の日のオフ会で会う予定の友人Ｓが・・・実は昨晩博多発のＭＬ九州で加古川に向かっていたそうだ。
その友人とともに先頭車両に乗り込む。ちなみにワンマン列車だ。合流するとすぐに発車。
車窓には田園風景が目立つが、それでも大阪・神戸のベッドタウンということで住宅も増えている。
乗客は少な目。お盆休みの最中ということもあるが・・・。さて列車は途中駅の粟生・社町で時間調整のため停車。
粟生では神戸電鉄と北条鉄道と２路線に接続。北条鉄道の方は新型車がすぐ横のホームに停車していた。
写真左：加古川線塗装の４７系気動車 写真右：北条鉄道の車両 いずれも粟生で撮影
西脇市到着。ほとんどの乗客が階段を渡って谷川行きの列車の発車ホームへ向かう。その向かい側には上り・加古川行きも停車していた。
しばらくホームで待機していると谷川から西脇市止まりの１両編成のディーゼルカーが入ってきた。イラスト車両だ。
ワンマン普通 西脇市行き 乗車区間：西脇市→加古川 （←谷川） 加古川鉄道部 キハ40 2133 |
西脇市までの乗客が降りた後、２人揃ってこの列車に乗り込むが、ボックス席がさらりと埋まる程度の乗車率。
そしてすぐに発車。列車はそんなにスピードが出ない。車窓には加古川が映っているが、このあたりではすでに清流という感じの雰囲気だ。
山陽線で見たような加古川とは全く別物だ。
新西脇で多少の降車客がある。実はここが西脇市の中心部に一番近い駅なのだ（ただし市の中心駅は西脇市）。
昔は鍛冶屋線という路線があり、その路線に「西脇」という駅があってそこが西脇市の中心だった。
しかし鍛冶屋線の路線廃止で野村といっていた駅を西脇市に駅名変更し、現在に至るわけである。
ちなみに新西脇は昔からあったが、西脇駅があったせいか特に中心駅という風でもなかったし、普通にあるローカルな途中駅という感じか。
車窓左に「日本のへそ」の碑が見えたら日本へそ公園駅。
ここは日本の子午線・東経１３５度と中心となる緯度北緯３５度線がぶつかる場所だ。ちなみに公園は右側にある。
そのへそ公園を過ぎると山間にはいるような感じになる。播磨と丹波の境なのだろうか。
そんな風景の中、列車は谷川に到着する。友人Ｓはここから大阪に向かうためのぼり快速に向かう。私は下り列車で福知山へ。
上り快速が出たあと特急きのさき２号の到着を待って発車。
列車は１１７系４両で、部活の練習試合に向かう感じの中学生が大量に乗車していた。
普通 福知山行き 乗車区間：谷川→福知山 （←福知山） Ｃ２ 宮原運転所 クハ116 302+モハ116 304+モハ117 304+クハ117 302 |
その中学生軍団も次の柏原で下車。私もそこで座れた。
１１７系の快適なシートでは睡魔が襲ってくる。しかし福知山はそんなに遠くない。
眠っていたら乗り換え損ないかねない（時間はあるので問題なかったけど）。
ちなみに、この列車の１１７系は３００番台なのでロングシート部分が多いことも付け加え。
福知山到着。階段を渡って豊岡行きに乗り換える。急がないと２両しかない（事前調査済み）ので座れない恐れが・・・。
