北四国 うどんと祭りの旅
10月6日 道後温泉・高松(その1)
松山観光港ターミナルビルの目の前に道後温泉行きのバスが客待ちをしている。下船客が途切れたら発車、ほぼ満席の状態だ。
1日1便の中央通り経由の便。昼間の便よりも圧倒的に早くJR松山駅に到着。松山市駅や大街道といった中心街を過ぎ道後温泉に到着。
写真左端:道後温泉行きバス 写真中央左:道後温泉本館 写真中央右:霊の湯3F個室 写真右端:個室風呂上がりサービス
時間は5時45分。「普段だったらまだ寝てるっーの」旅行中は関係ない。この時間なら道後行く以外めぼしい場所はない。
っーことで道後温泉本館へ。すでに朝湯を楽しもうとする観光客が行列を作っている。ま、私もその1人だが「あんたもかいっ!!」。
6時まで待ち、その間にきっぷを買う。今回はあえて3Fの個室を使ってみよう。実はこれまで1度も使ったことはない・・・。
「そりゃ・・・貧乏大学生の身分で毎回毎回3F個室じゃ贅沢だし。ま、今回は観光客だから使おうっと」1,200円ちょっとの出費だが「いいやんか」。
ま、備え付け(っーか係の人が持ってきてくれた)浴衣に着替えて、1Fの浴室へ。何せ100年以上も前の建物なので階段は急。
時間柄一番風呂。まだお湯は固い。まぁ時間が経ってくれば柔らかくなるのだろうが。とにかく風呂を出て部屋に戻るとお茶と団子がやってきた。
「お茶と団子が自分で来るのかい」もちろん、係の人が風呂上がったのを見計らって持ってきたのだが・・・。
写真左:道後温泉3F個室の奥にある「坊っちゃんの間」(夏目漱石が松山中学で教鞭を執っていた時代に温泉入った際愛用した部屋)
写真中央:道後温泉駅。路面電車の駅にしては立派 写真右:この日の朝食のじゃこ天うどん+いかゲソ天
個室の使用制限時間は1時間20分。その時間に部屋を出る。で、ついでなので皇族専用の浴室を見学。
ちなみに料金に含まれている。10分程度で見学終わって道後温泉駅へ。市内電車でJR松山駅へ。
うどん屋が駅の改札の右横にあり、開いているので入る。そこで「じゃこ天うどん」とゲソ天を注文(朝から食い過ぎじゃ)。
ちなみに「じゃこ天」はエソなどの魚を練った物を揚げたもの。ちょっと塩味がきいていておいしい。
あと、みどりの窓口行って高松近辺で使う「コトデン・JRくるりーんきっぷ」1700円也を購入。
「フリー区間までの電車かバスの乗車券も買っとかんかいっ!!。お前めちゃくちゃ怪しいぞ」ま、怪しまれても仕方ないか。中抜けだし(笑)。
坊っちゃん列車 古町8:41→道後温泉9:06
朝食後、坊っちゃん列車に乗ろうと考えた。駅の観光案内所行くと「予約はいりません」とのこと。1番列車は古町からなのでそこに向かう。
古町まではわずか数分。ここでしばらく待機して坊っちゃん列車の始発を待つ。この駅は車庫があるのでいろんな車両が見れる。
(上段)写真左:古町駅 写真中央:坊っちゃん列車1号機関車 写真右:坊っちゃん列車機関車運転台
(下段)写真左:坊っちゃん列車客車 写真右:坊っちゃん列車客車室内
8時40分頃、1号機関車に牽引された2両の客車が到着。これが坊っちゃん列車だ。
作家の夏目漱石が著書の中で「マッチ箱のような」と形容した車両だ「車体こすったら火がつくとか」んな冗談言うか、普通。
車掌に300円渡して車内へ。発車。さほど飛ばしてはいないようだがよく揺れる。明治時代はこんな感じだったのだろうか。
途中JR松山駅・南堀端(降車のみ)・大街道・上一万(降車のみ)と停車して道後温泉に。あ、また舞い戻った格好か・・・ま、いっか。
さて風呂はすでに済ませたので今度は松山市駅へ。市内電車でGo!道後から松山市駅まで行くのは3番系統だ。
「確か路面電車運転手のゲームあったけど・・・そのパクリ?」あれはタイトルが少し違う。でも伊予鉄の市内線も含まれていたりする。
松山市駅9:50→高松駅前12:20 高速バス 坊っちゃんエクスプレス6号(伊予鉄道担当)
ここでしばらく待機。その間にバスの時刻表もらったり(怪しい)、バスの乗車券買ったりする。高松までは夏目漱石4人分だ(4,000円ね、一応)。
んで尾道行きや徳島行きが発車した後、9時40分過ぎにバスが到着。あ、ちなみにのりばは松山市駅のすぐ前。
やってきたバスは伊予鉄の車両だが、4列・後部トイレの昼行仕様だ。たまーに入る夜行仕様だったら快適なのに。とにかく9時50分に発車。
松山市駅から乗った客は私とあと1人程度だった。が、JR松山駅と大街道からの乗客は多かった。そのせいか少し遅れ気味だが・・・。
とにかく国道11号と33号を南下し、松山インターから高速に入る。途中川内で一旦降りるが、あまり変化はない。
座席幅が狭い割にはリクライニング角度が意外に深いのでこのまま眠りについてしまう・・・本格的に起きたのは高松西IC降りた頃だ。
高松市内でも数ヶ所に停車。そして終点の高松駅前に到着。高松駅はつい最近リニューアルされたばかりなのでまだきれい。
普通ならここで昼飯にしたいところだが、せっかく高松まで来たんだ。フリーきっぷ使えるうどん屋へ行こう「高松の意味あるんかい!」。
でも情報なしでは心許ない。ということで、駅2Fにある本屋で「恐るべきさぬきうどん」の文庫版を購入「2刊ともかい」えぇ、ある分だけ。
写真左:高松駅 写真中央:65系気動車を先頭にした阿波池田行き 写真右:65系気動車の車内
高松12:53→讃岐府中13:17 普通255D 阿波池田行き
讃岐府中13:35→端岡13:42(頃) 普通150M 高松行き
端岡13:43→高松13:51 快速サンポート1260M 高松行き
んで、松山で購入したフリーきっぷに印を入れてもらいすぐ発車の阿波池田行き普通列車に乗車。がら空きだ・・・。
昔は急行の冷房化に貢献した65系気動車もボックスで残っているのはもはや四国だけ、ここは65系に乗ってみることに。
「おっさん5月の旅行でも高松から引田までの間で65系に乗っていたなぁ」ま、好きな車両の1つなのでここは・・・。
んで端岡で快速「サンポート」を先にやって、気付いたら讃岐府中。あちゃー、1つ手前の国分寺で降りよう思っとったが、行き過ぎやがな。
まぁええ、駅近くにうどん屋ある。突撃じゃー、ということで降りる。駅から近い場所にセルフの店が本当にあった。
味の方はま、こんなものか。で、すぐさま高松へ戻る。本読んでいたら屋島の「わら屋」が気になった。久しぶりに行くか。
すぐに普通列車がやってきた。端岡で快速「サンポート」に乗り換え。そして高松からコトデンの高松築港まで歩く。
「昔に比べて遠くなったやないかー」JRの高松駅が後退した感じだからなぁ。んでコトデンの高松築港に到着する。
高松築港14:13→瓦町14:17 普通2049列車 長尾行き
瓦町14:22→屋島14:35 普通1051列車 志度行き
瓦町まで行く次の列車は長尾線の列車。で、到着した電車見たら「何とかー(讃岐弁で「本当ですか」という意味合い)!」。旧型車両だった。
冷房車がだいぶ増えたコトデン、旧型車は昼間来ないものだと思っていただけにびっくり。
写真左・中央 コトデン60型 写真右:コトデン600系(志度線用)
そんな旧型車で瓦町へ。瓦町では動く歩道を通って志度線のホームへ。ここでは名古屋から来た冷房付き新型(?)600系に乗車。
屋島までゆっくり揺られる。んで降りて目的の店を探す。えーっと、四国村の入口だから・・・ケーブルの方行っていいな。
ケーブルの駅の手前に「四国村入口」の案内が。それに沿っていくとあったあったありました。藁葺き屋根の建物が。それが目的地だ。
到着した時間は2時過ぎ、にもかかわらず多数の客が店内に。釜揚げ「中ジャンボ(3玉)」の食券を買って適当なテーブルに座って待つ。
しばらくすると瓶に入っただしと下ろし金と生姜がでてきた。うどん来るまでで生姜を下ろす。
食券を渡して10分以上かかったか(作り置きしないため)商品が来た。う、うまい・・・3玉分ぺろりと平らげた。
「さっき讃岐府中の駅近くで1玉平らげてさらにここで3玉・・・どんな胃袋やねん」ま、そこそこ頑丈ということで(笑)。
写真左端:「わら屋」外観 写真中央左:コトデン屋島駅 写真中央右:コトデン志度駅 写真右端:JR志度駅
屋島15:35→志度15:54 普通1057列車 志度行き
店を出て今度は別の道で駅に戻る。ありゃ、何とかー。こっちの方が坂少ないな。で、電車も今出たところやがな。20分駅で待つか。
そうするより他がないようなのでそうする。20分たって来た電車は先ほどと同じ600系。今度は志度まで乗る。
志度近くなると海が見えて景色はいいが、このあたりから雨が降ってきた。志度に着いてもまだ降っている・・・JRの駅に移動しよう。
もっともこの2つの駅の間は近く、ただ駅前の国道を渡るのが少し時間かかるだけのこと。
うわちゃ、ここまでの間でだいぶスペース使っちった。1日1ファイルはちょっときつかったかなぁ。ということで次のページへ。
外野の声「カジュアルにしちゃ細かく紹介しすぎてますな」。