北海道海遊記〜船を組み合わせた北海道旅行

 

3日目:8月31日(土) その2

9:北海道上陸〜まずは江差線へ

 苫小牧では特急「スーパー北斗」10号に間に合った。指定券を押さえてもらい、北海道内の時刻表を買ってぎりぎりだった。
 車内に落ち着く。さすがにグリーン車なので快適そのもの。ちなみにここからは北海道フリーきっぷ(グリーン車用)を使用する。

 列車は7両編成。281系デビュー後3回ほど北海道に来ているが、以外にも初めての281系「スーパー北斗」だ(編成表はこちらから)。
 乗車券・特急券のチェックを受け、おしぼりをもらい、5種類のドリンクから好きなものを選ぶ。オレンジジュースを選択。
 席は車端部。しかし外へ出るドアが開くたびに煙たくなる。よく見るとすぐそこに喫煙コーナーが・・・これでは煙たいはずだ。
 ちなみに283系の場合は客室と離れた場所にあるので問題なし。どうやら281系で問題になって改良型の283系では場所が変わったのかな?

281系 スーパー北斗 海峡(50系客車)
写真左:281系特急「スーパー北斗」 写真右:50系快速「海峡」

 長万部を過ぎて昼食。車内販売から弁当を買って食べ、その後は少し眠たくなる。
 が、少し眠るともう函館だ。案外早いものだ。横に停車している快速「海峡」8号に乗り換え。
 8両編成だが自由席は2両。かなりの混雑(編成表はこちらから)。
 発車。自由席の混雑に音を上げて指定席に変更を求めてくる乗客が数人いるようだ。自由席配分が少なすぎるのが原因?
 木古内までの間、五稜郭・上磯に停車。しかし自由席の混雑は相変わらず。ドラえもんカーに行くと親子連れが多数。

「海峡」50系車内(指定席) 海峡カーペット 海峡 ドラえもんカー
写真左:50系海峡車内 写真中央:50系海峡カーペット車 写真右:50系海峡ドラえもんカー

 木古内到着。かなり後部からの降車となったので前の方にある階段まで歩いていくことに。
 自由席車からそこそこ降りた客があったが、歩かされるのがつらそうな乗客も・・・お年寄りや体の不自由の方にはきついかも。
 で、階段を上がって今度は江差行きの乗客に。発車直前だったので車内は混み合っているかな・・・と思いきや乗客はわずか。
 1両編成でこんな乗車率ではこの先この路線の将来は暗い(編成表はこちらから)。

 そんなわずかな乗客を乗せて15時03分に発車。木古内を過ぎ、しばらくすると山の中に入りちょっとした山越えとなる。
 山を越え、平野の中をしばらく行くと終点の江差に到着。江差支庁の支庁所在地にもかかわらず駅は思いっきり寂れた感じ・・・。

江差駅 40系気動車 江差駅 40系気動車車内(江差)
写真左:江差駅 写真中央:40系気動車(江差線) 写真右:江差時点での車内

 8分ほどで折り返す(これで帰るのも何ですが・・・)。木古内行きの普通列車は先ほどより少し乗客は多いものの、それでも車内はがら空き。
 車両は当然木古内から乗ってきた車両が折り返していく(編成表はこちらから)。
 ほとんどが木古内まで乗るのかと思いきや、途中駅で降りる乗客もあり、木古内到着時点ではまた閑散とした。
 木古内でまた快速「海峡」9号に乗り換え。江差駅で指定を押さえたのだが、その場所はかなり前の方・・・。

 乗車位置までたどり着いて程なく列車が到着。ドラえもん塗装の機関車のあとには14系客車が12両・・・編成表取るの大変だな(爆)。
 指定席の車両はドリームカー。グリーン車用のシートが並ぶ。もともと夜行急行「はまなす」の車両なのだが・・・。
 自由席はやはり大混雑。だが先ほどの8号よりは少し少ないか。6号車から先はがら空き(編成表はこちらから)。

14系「海峡」 14系 ドリームカー 14系カーペット
写真左:快速「海峡」14系 写真中央:14系ドリームカー 写真右:14系カーペット(自由席)

 快適なドリームカーのおかげで函館までゆったり。しかし外はすでに暗くなり始めた。北海道は夜が早いのだ(九州と日没時刻に差がある)。
 函館に到着するとすぐ横には「北斗」19号が停車していた。Jリーグ・コンサドーレ札幌の応援塗装車中心の5両編成。
 「北斗」はすぐに発車。私は一旦改札を出て夕食に。朝市の方に行っては見るもののほとんど店は開いてないが、何軒かの食堂は開いていた。

函館駅
写真:函館駅 この駅舎も駅改良でなくなってしまうとか。今回が見納めかな・・・。

 夕食後、スーパー北斗発車まで駅で待つ。改札開始はまだかな・・・と思っていたら函館駅は常時改札になった模様。20分ぐらい前に入る。
 すでに列車はホームに入っていた。スーパー北斗にしては珍しい283系使用の列車。7両編成(編成表はこちらから)。
 函館最終列車ということもあってかグリーン車は静か。普通車も乗客は比較的少な目。

スーパー北斗21号
写真:スーパー北斗21号(283系)

 もう外は闇に包まれているので大沼や内浦湾の景色も見えない。
 が、283系のグリーン車の照明は電球色(もしくは電球そのもの?)なので落ち着いた雰囲気を醸し出す。これはこれでいいものだ。
 札幌に到着。夜食を買い込んで「利尻」の自由席の列に並ぶ。しかしかなりの人数で座れるかどうか・・・。
 ちなみに列車は5両編成。真ん中に寝台車を組み込む変則的編成だ(編成表はこちらから)。

 土曜日の夜・旭川までの最終ということでかなりの人数となったが通路側の席に空席があったのでそこに座る。
 23時に発車後、車掌が車内を回ってきた。が、特急券を持たないで乗っている乗客がいるわいるわ・・・車内券が飛ぶように売れる。
 隣の乗客は旭川までの乗車券を持っていたが、車内で美深までに変更。「最初っから美深まで買っておかんかいっ」と思ったが、ま、いいか。
 滝川で近くの席が2つ開いたので移動。このあたりで車内の電気が暗くなった。しかしまだまだ車内は多い。旭川?それとも稚内?

 どうやらこの答えは旭川のようだ。旭川に到着するとぞろぞろと自由席の乗客が降りてくること・・・車内は一気に閑散としてしまった。
 このあと稚内まで行く人は眠っていても問題ないが、この日は和寒で降りるのでうかつに居眠りできない。

 和寒到着。降りたのは私含め3人だけ。無人駅なので車掌に乗車券を見せて(普通は渡すが、フリーきっぷなので)降りる。
 30分ちょっとで上りの「利尻」が来る。それまで駅で待つことに。外は雨が降り出した。札幌は晴れているかな・・・。

 

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