北海道海遊記〜船を組み合わせた北海道旅行

 

7日目:9月4日(水) その2

16:新鋭「らいらっく」 日本海を行く

 バスは小樽のフェリーターミナルに到着。すぐ目の前までバスが入ってくるので便利だ。
 小樽のターミナルは門の形となっている。上の方には朝4時から開いている展望風呂もあるので早朝の到着でも時間つぶしはできる。

小樽フェリーターミナル バイク無人車航走 小樽乗船口
写真左:小樽フェリーターミナル 写真中央:バイク無人航走 写真右:乗船口

 ターミナルで乗船名簿を書いてクーポンとともに窓口に提出。今回は1等ツイン貸切のため乗船券は2枚出てくる。
 発見が終わって建物の写真を収めるため外に出てみると、バイクが軽トラックの荷台に積まれている。
 ドライバーはいないためどうやら無人航走のようだ。本人は飛行機で帰ったのか・・・?マシンと一緒に帰った方が安心だと思うのだが。

 再び建物の中に入ると30分ほど前に出港となる舞鶴行きの乗船締め切り時刻が近づいていた。
 新潟行きの乗船はこれが終わってからとなる。舞鶴行き乗船締め切り後、新潟行きの乗船開始となる。徒歩での乗船客もそこそこのようだ。

らいらっく 案内所
写真:船内案内所

 通路をしばし歩いた後、船に乗り込む。乗り込むとそこがエントランス。
 2等寝台以上の上等級は案内所でチェックイン。確認後、部屋の鍵をもらう(S寝台以下は鍵なし)。4階の比較的前の方の部屋を指定された。
 さて指定された部屋に入ると・・・さすがに「いしかり」特等よりは狭い。それでも貸切なので自分の空間が持てるのは大きい。

らいらっく ベッド らいらっく TVまわり 窓仕切り
写真左:ベッド部分 写真中央:テレビ・ビデオ・エアコン 写真右:窓仕切り。でも場所・角度によって斜め向かいは見えてしまう・・・。

 その部屋だが、部屋入って左右にベッドが2つ、入口側の左側にテレビ・ビデオ・エアコン・荷物置き場、右側にソファと洗面台がある。
 部屋に窓はあるのだが、景色は見えない・・・向かいの部屋が見えないように仕切りはあるが、斜め向かいは見えてしまう。
 とりあえず、荷物を置いて先発の舞鶴行き「フェリーらべんだあ」出港風景を見学。あっちの船はあと2年で引退の噂もあるが・・・。

フェリーらべんだあ 出港風景 日本郵船「飛鳥」 出港風景
写真左:舞鶴行き「フェリーらべんだあ」出港 写真右:チャータークルーズ?日本郵船「飛鳥」出港

 その「らべんだあ」が出ていくとき、ふと別の埠頭を見ると珍客が。日本郵船のクルーズ客船「飛鳥」がそこにはいた。
 「飛鳥」も「らべんだあ」が出たあとにすぐ出港。ただ、「飛鳥」はサイドスラスターがないのか、タグボート使っての出港となった。
 大型船2隻が出たあと、この「らいらっく」も出港となる。とうとう北海道ともしばらくお別れだ・・・。

 出航後、早速たまっていた洗濯物をコインランドリーに。新日本海フェリーの全部の船にコインランドリーがあるので便利だ。
 この際に2等の状況も見てみるが、半数程度の部屋が閉鎖されているようだ。この時期は上等級が多くて、2等客は少ないのか・・・。

らいらっく グリル「スーニオン」 グリル ランチメニュー
写真左:グリル 写真右:グリルランチメニュー。ちなみにディナーは何と1人あたり5,000円(要予約)!!

 4Fのカフェの近くに行ってみるとグリルランチの案内が。ランチなので値段はさほどでもないのだが(それでも2,000円)・・・今回はパス。
 昼食はレストランで取るが、まずは洗濯上がったから乾燥機に移し替え。
 ちなみにコインランドリーは男女別となっているので女性でも安心して利用できる(トイレの入口と共用のため)。

 さて、しばらく部屋で野球を見つつ(メジャーの中継があった)、洗濯物が乾くのを待つ。
 新しい船のためBSデジタルが入っているようだが、「B-CASカード(BSデジタルのIDカード)の登録をして下さい」という表示が左下に出てくる。
 登録ぐらいしてね(笑)。登録は無料なのだから(これによってBS受信料払わされる、という危険もあるけど、船会社は払っているでしょう・・・)。

 さて昼食。レストランに行ってみる。昼食なのかメニューは麺類やカレーなどが中心。カレーの大盛りとサラダの昼食とする。
 カレーの大盛りは結構量があり、味もなかなか。ちなみにここのレストランはカフェテリア方式。

らいらっく レストラン「タヒチ」 らいらっく レストラン室内 昼食
写真左:レストランエントランス 写真中央:レストラン室内 写真右:この日の昼食。カレーは本当にボリュームあった・・・。

 腹一杯になったところで外に出る。バーベキューガーデンとかで、焼き肉ができるスペースがある。
 さらにその後ろ側にはなぜかデッキチェアが。すでに先客がいたようだ。
 そこでくつろぐと、まさに客船のデッキ・・・そういえば出港時に見た「飛鳥」、どこかへ行ってしまったようだ。
 ちなみに「らいらっく」「らべんだあ」ともに積丹半島沖。ここから「らべんだあ」は舞鶴へ向け遙か沖合を航行することになる。
 「らいらっく」の方は新潟までの間ほぼ陸地沿いに航行するのだが。

らいらっく バーベキューガーデン らいらっく 後部デッキ 積丹岬
写真左:レストラン後部のバーベキューガーデン 写真中央:後部デッキにあるデッキチェア 写真右:積丹半島先端の積丹岬

 中に戻って洗濯物を取り込む。部屋に持ち帰り畳む作業に追われる・・・終わったところで昼寝。カーテン閉めて、外からは見られないようにしよう。

フェリーらべんだあ
写真:舞鶴へ向け航行中の「フェリーらべんだあ」

 

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