北海道海遊記〜船を組み合わせた北海道旅行
7日目:9月4日(水) その3
17:新鋭「らいらっく」 一路新潟へ
昼下がり、ふと右舷側の外を見れば甲板員が錆落としと塗装の手直し。こういった作業も快適な旅をサポートする上で大切。
部屋に戻って再び昼寝(よく寝るなぁ〜)。決してベッドは広いとはいえないが(船の1等としては。さすがに列車寝台よりは広いですが)・・・。
写真左:航海中の錆落とし&塗装手直し。快適な船の旅はこういった人たちにも支えられているのです。 写真右:浴室入口
昼寝から起きるとすでに日が傾き始めている。風呂に行くことにする。
新日本海フェリーの船の浴室には鍵がかけられるロッカーがないため、貴重品は案内所で預ける。貴重品を預かってもらって風呂へ。
風呂は結構広く、奥の方にはミスト(かな?)サウナも併設されていた。展望風呂で、時間的にちょうど夕日が窓の外で輝いていた。
風呂上がって貴重品を受け取り、一旦部屋へ。風呂上がりに部屋で休憩して夕食のため食堂へ。
・・・しかしここの食堂、特に特徴的メニューがないのが残念。鶏の唐揚げと刺身サラダの夕食。ボリュームは結構あってよかったのですが。
すぐ横のテーブルではトラックドライバーが宴会を始めていた。ビール何本も頼んで、顔見知りなのだろうか、結構盛り上がっていた。
写真左:レストランメニュー一覧 写真中央:カフェテリアレーン、精算は奥の方。 写真右:この日の夕食、汁物は豚汁。
さて夕食すんで再び部屋へ。テレビでニュース(津軽半島沖あたりを通過していたので青森のもの)や野球を見たりして過ごす。
夜9時には売店が閉店(途切れ途切れの営業だったが)、風呂もおしまいとなる。それでもカフェだけはまだ営業している。
カフェに行ってみるとやはり野球中継見ている人がいた。少し早いが営業時間もあるので夜食にする。
スパゲッティのクリームソースを注文。注文時に番号札をもらい、出来上がったら番号が呼ばれて札と引き換えに商品を受け取るシステム。
味はさすがに冷凍物っぽい感じだが、この船にはカップラーメンの自販機など、食品ものが夜間入手しづらいのでよしとしよう。
写真:カフェ「ハバナ」。乗船時から夜10時まで(他航路に入った場合は変わるかも)営業しているので案外便利。
さて、夜の10時になるとそのカフェも閉店、消灯時間となる。翌日の入港時刻が早いのか、すでに眠りについた人も多いようだ。
部屋に入ってテレビ見ながら過ごす。しばらくすると眠くなって自然と寝てしまう・・・。
さて、ここで今まで出てこなかった設備の写真を紹介。
写真左:チルドレンルーム 写真中央:スモーキングサロン(宴会したあとは片付けましょう・・・) 写真右:ビデオルーム
写真左端:フォワードサロン 写真中央左:展望通路 写真中央右:ゲームコーナー 写真右端:スポーツコーナー(エアホッケー、従来船の卓球台より変更)
写真左:売店(営業時間が妙に途切れ途切れ・・・改善望む) 写真右:ミニシアター
さて、朝の4時30分におはよう放送。は、早すぎる・・・。これから鍵の回収をするという案内まであった。案内所返却にしてほしいが・・・。
とりあえず着替えておく。20分ぐらいしてルームキー回収。そしてしばらく部屋でくつろぐが追い打ちをかけるような追い立て・・・。
この航路、これさえなければいい航路なのですが、トラックダイヤを考えると致し方ない。
画像:今回の乗船券(大人料金部分と貸切料金部分が別途となっている)
新潟(山の下)港に到着。乗用車の客は同乗して降りるため徒歩での乗船客はさほどでもない、とはいえそこそこの数。
いよいよ下船。タラップを降り、ターミナルビルの中に入るがそこでちょっとした展示があったので少し見ていく。
写真左:新潟港(山の下桟橋) 写真中央・右:新潟港で開催されていたイベント。色鉛筆で書いたローカル線の風景展。
さて、次は佐渡へ向かうためタクシーで移動、が、タクシーがいない・・・先客もいるようだが、その人はもっと焦っていた。
私は7時のジェットフォイルを予約しているのでそれに間に合えばいいが、その人は始発の「あさひ」に乗りたいということらしい。
しばらくして個人タクシーがやってきたので捕まえる。そこから佐渡汽船ターミナルへ移動。直線では近いようだが、陸づたいだと以外に距離が。
6時ちょっと過ぎに万代島(佐渡汽船ターミナル)到着。ここからは北海道旅行の帰りの客から佐渡へと向かう観光客に変わる・・・。
写真:新潟港停泊中の「らいらっく」(逆光で暗くなってしまった・・・佐渡汽船のジェットフォイル船内から撮影)