北海道海遊記〜船を組み合わせた北海道旅行

 

11日目:9月8日(日) その3

29:津和野観光、そして宇部へ

 津和野の街の探索には自転車が便利。というわけで自転車を借りる。適当に回ってみることに。
 ふと水路を見ると錦鯉が悠々泳いでいる。途中、餌を売っているところがあったので餌を上げてみると来るは来るは・・・。

錦鯉 多胡家家老門
写真:水路を泳いでいる錦鯉 写真右:多胡家老門

 餌をあげて再び自転車を走らせると多胡家の老門が。津和野藩の財政に大きく貢献した家老の家の門だとか。
 このあたり、観光バスの駐車場になっているせいか特に人が多い。日曜で、福岡や広島から日帰りで来れる範囲というのもあるからだろうか。

 ここで一度駅の方に戻ってみる。するとちょうどSLやまぐち号の機関車・展望車の方向転換が行われている最中だった。
 少しこれを見物。しかし機関車だけでなく展望車も方向転換するだけに大変な手間がかかっているものだと実感。

転車台1 転車台2
写真:展望車の方向転換 転車台を使って行う

 方向転換を見終わったあと、今度は幼稚園の中にある教会へ。城下町の中にあってちょっと異様な建物だが・・・。
 昭和6年にドイツ人ヴェケレーによって建てられたもの。中のステンドグラスは鮮やかだ。

津和野カトリック教会 教会内部 ステンドグラス
写真左:津和野カトリック教会 写真中央:教会内部 写真右:ステンドグラス

 中に入るのは自由なので入ってみると靴を脱ぐように指示される。で実際入ると畳が敷かれている。畳敷きの教会はあまり見かけないような。
 昭和6年に建てられたものとはいえ建物の状態はいいようだ。教会の正面奥には聖母マリア像も。
 当然かもしれないがここで結婚式もできるとか。もしご予定があるようならご検討されてみては如何だろうか(私はその予定ないが・・・)。

 建物の外に出て裏手の池へ。そこにも鯉がいた。ここでも餌をあげられるとのこと。
 で、そろそろ昼食へ。うどん屋に入り適当に済ませる。で、ここで駅に戻る。途中民芸店で和紙のコースターをおみやげに買っていく。
 駅に到着して自転車を戻し、駅で普通列車を待つ。駅で時刻表見てどこ行くか・・・を検討。どうやら長門本山行けそうだ。よっしゃ。

 ということで改札に入り、益田からやってきた普通列車に乗り込む。
 1両しかないのでそこそこ混んでいたが座ることはできた(編成表はこちらから)。しかし発車直前になって立席も出るほどに・・・。
 このままの状況が終点の山口まで続いた・・・途中で入れ替わりのあるような大きな駅もないし、優等列車が少ないから仕方ないかな。

キハ40 津和野
写真:津和野から乗車した40系気動車

 しかしこの列車はまだよかった。山口で乗り換えた小郡行きは津和野方面から来た列車の接続に加え何かで休日登校した学生でいっぱい。
 停車位置も不明瞭で大量の乗客が乗車位置に群がった・・・ドア位置を固定できないからある程度は仕方ないとはいえ、どうにかならないものか。
 しかもこの状況で2両編成(編成表はこちらから)・・・当然のようにラッシュ並みに。こりゃ地方都市とはいえすさまじいな。

 車内
写真:650D車内状況

 とはいえ、乗車時間はわずかなので立っていたとしても苦にはならない程度。小郡でどさっと乗客が降りていく。
 ここから山陽本線の列車に乗り換えだが、接続列車まで20分以上あるので余裕。ま、次は座れるでしょう。
 ということでやってきたのは下関行きの列車。4両編成なのでそんなに混んでなかった(編成表はこちらから)。
 しかし、シートピッチの狭い旧式車両。私の体格じゃ少し狭く感じたが、乗車率が1人で独占できる程度なのでそんなに苦にはならない。

105系 123系
写真左:宇部新川行き105系 写真右:小野田行き123系

 宇部到着。すぐに階段を渡って宇部新川行きに乗り換え。今度は105系2両編成(編成表はこちらから)。
 意外なことに空いていた。発車時刻も迫っているのに・・・日曜の夕方なので学生が少ないからか?
 2つ先の居能で乗り換え。ここで離合待ちとなるが、その離合相手が小野田行き。123系単行だ(編成表はこちらから)。
 車内はロングシートで、乗車率としては座席がほぼ埋まる程度。こちらも少な目・・・。
 雀田到着。ここで横に停車している旧型電車に乗り換え。引退が決定しているクモハ42だ。

 

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