3：1月13日　直江津〜柏崎間強風による抑止、「北越」7号転じ「はくたか」15号・「Maxとき」339号迂回乗車

長野からの普通「妙高」5号が数分遅れで直江津に到着。この直江津で特急「北越」7号に乗車し柏崎に向かう予定だったが―――。

その「北越」7号、すでに発車時刻は過ぎてるのだが来る気配がない。それどころか2時間以上前に発車してるはずの列車がホームにいる。
これは異常事態だ。ということで一旦改札に出て状況を確かめる。
改札の状況では「信越本線　直江津〜柏崎間・北越急行　犀潟〜くびき間　強風のため運転見合わせ」との案内が。
ちなみに2時間以上前〜という列車は直江津を17時5分に発車する北越急行経由の越後湯沢行き特急「はくたか」15号だ。

写真：運転見合わせを告げるホワイトボード

改札を一旦出て待合室で状況を確認。それにしても待合室は運転再開を待つ人でいっぱい。
そんな人たちの中待合室で状況を見守る。が、一向に状況は変わりそうにない。「いつ動くのか？」と詰め寄る人も。

8時頃、とりあえず柿崎までの列車が出るとのことだが柿崎に到着した後の列車の保証がない。ということで直江津にとどまる。
本来の予定だと柏崎から越後線に乗る予定だったのだがその越後線もストップ、動く見込みがなさそうなので目的地を長岡に変更。
とりあえず長岡まで動ければ･･･。

さてその間、富山方面の特急「北越」8号（大幅遅れ）と新井行きの快速「くびき野」が相次いで直江津を発車。
この方面は何とか列車が動いた用で少し人も減ったようだ。しかし柏崎・直江津方面と北越急行方面はまだ不通のまま。

そんな中20時30分頃、金沢からの特急「北越」7号が2番のりばに到着。しかし到着しただけで発車の見込みはないとのアナウンス。
とりあえず4号車の空席を見つけてそこに座る。とりあえず乗車しておくだけでもどうにかなるだろう。

が、乗車して状況に変化が。北越急行が徐行条件で動き出すとのアナウンス。そのため「はくたか」15号が発車とのこと。
さらに米山駅での架線故障も発生、「北越」もいつ発車するか分からないので「はくたか」に乗り換えてください、と追加のアナウンス。
車内の乗客全員が席を立って階段を渡り1番のりば停車中の「はくたか」15号に乗り移る。

　
写真左：当初乗車予定だった「北越」7号　写真右：乗車変更の「はくたか」15号

乗車券は乗車変更になるので「柏崎までの乗車券で長岡に変更したいのですが･･･」と申し出ると「そのまま乗ってください」とのこと。
とりあえず5号車の空席に座る。5号車は元々自由席だがどうやらこの混乱で普通車全車自由席に変更に。
そんなこんなで乗り換えが終わり20時47分、なんと3時間42分遅れで直江津を発車。

乗車日時：2004.1.13
乗車駅	乗車時刻	列車番号	列車種別・愛称	降車駅	到着時刻	行先	備号
直江津	19:00	1057M	北越　7号	柏　崎	19:25	新　潟	直江津到着時刻は20:30前後
(↑柏崎・新潟）　号車番号は実際の表記です
号車番号	車両番号		所属基地		編成番号	備号
6	クハ481 1025		上沼垂運転区		T13	普通車自由席
5	モハ485 1064		上沼垂運転区		T13	普通車自由席
4	モハ484 1064		上沼垂運転区		T13	普通車自由席
3	モハ485 1041		上沼垂運転区		T13	普通車指定席
2	モハ484 1041		上沼垂運転区		T13	普通車指定席
1	クロハ481 1025		上沼垂運転区		T13	グリーン車指定席・普通車指定席

↓↓↓下記の列車に乗車変更↓↓↓

乗車日時：2004.1.13
乗車駅	乗車時刻	列車番号	列車種別・愛称	降車駅	到着時刻	行先	備号
直江津	17:05 (20:47)	1015M	はくたか　15号	越後湯沢	17:56 (21:52)	越後湯沢	（ ）内は実際の時刻
(↑越後湯沢）　号車番号は実際の表記です
号車番号	車両番号		所属基地		編成番号	備号
9	クハ681 9		金沢総合車両所		W12
8	モハ681 9		金沢総合車両所		W12
7	クハ680 509		金沢総合車両所		W12
6	クモハ681 508		金沢総合車両所		W02
5	サハ680 15		金沢総合車両所		W02
4	サハ681 208		金沢総合車両所		W02
3	モハ681 208		金沢総合車両所		W02
2	サハ680 16		金沢総合車両所		W02
1	クロ681 8		金沢総合車両所		W02	グリーン車指定席

さて直江津を発車した「はくたか」15号、犀潟までのJR線区間はそれなりのスピードで走行していたが犀潟を出るとやはりスピードが落ちる。
犀潟からくびきまでの間は確かに徐行しながら進んでいる、という感じだ。だがくびきを過ぎると一気にスピードが上がる。
もっともくびきを過ぎると魚沼丘陵までの間、トンネルばかりというのもあるのかもしれない（運転のネックがこの区間だけなのもそれか？）。

最高160km/h（当然在来線では最速）のスピードで北越急行線内を駆け抜け、途中十日町に停車し六日町から再びJR線に。
さすがにJR線内は運転最高速度が落ちるので少し遅く感じたがそれでもそれなりのスピードで越後湯沢向け進む。

21時50分頃、越後湯沢到着のアナウンスが流れた。新幹線の接続は駅の案内で確認してくださいとのこと。
にしても放送アナウンスの冒頭、「本日は毎度JR”西日本”を〜」と言っていたが東日本区間で西日本といったのはびっくり。
その後「JRをご利用いただき」と訂正したものの。ちなみに車掌はJR西日本の担当。自社管内の列車と勘違いしたのかな？

さて越後湯沢で乗り換え。新幹線改札に乗客のほとんどが詰め掛ける。乗換改札は自動改札だったが開放され、チェックとかは全くない。
もっとも「北越」に乗車予定だった乗客もこのルートに回りこんできているため自動改札を機能させたら混乱するのは目に見えてるが。
ともかく新幹線ホームに移動。東京方面・新潟方面ともにまだ最終列車が1本だけ残っていた。

写真：新潟方面新幹線発車案内　この日の最終列車･･･

新潟方面の列車は「Maxとき」339号。2階建てのMaxとのことなのでその乗車位置で待機する。
やはりというべきか、新潟方面に向かう人も結構多いようで自由席はどこの乗車口も行列ができていた。
向かい側のホームには越後湯沢どまりの「たにがわ」457号、200系「ドリームエクスプレス」編成。さすがに臨時仕立てはないだろうなと思うが。

発車まで30分ほどあったが何もないので時間が来るまで待つしかない。夜の越後湯沢の新幹線ホーム、全くといっていいほど静寂間が漂う。
とにかくひたすら待つ。入線のアナウンスがあるまでの時間が長かった。

到着。両数を確認してなかったので12両と思ってたが8両（E1系と思ってたがE4系だったってこと）のが来たため「あれ」と思った。
それでもその位置が自由席には変わりなかったので何ら問題はないが。3号車の1階部分に座る。
Max型の自由席の2階部分は3-3配列のシートでリクライニングもしないのでかなり窮屈。
2階の方が景色は楽しめるが夜なので1階でも同じというのもある、ってことで最初っから1階狙い。それなりに乗ってはいたが空席はあった。

写真：Maxとき339号

乗車日時：2004.1.13
乗車駅	乗車時刻	列車番号	列車種別・愛称	降車駅	到着時刻	行先	備号
越後湯沢	22:23	339C	Maxとき 339号	長　岡	22:50	新　潟
(↑長岡・新潟）　号車番号は実際の表記です
号車番号	車両番号		所属基地		編成番号	備号
8	E444 9		仙台総合車両所		P9	2階グリーン車・1階普通指定　喫煙
7	E446 9		仙台総合車両所		P9	2階グリーン車・1階普通指定
6	E455 9		仙台総合車両所		P9	普通指定
5	E459 209		仙台総合車両所		P9	普通自由　1階半室売店
4	E458 9		仙台総合車両所		P9	普通自由　喫煙
3	E456 109		仙台総合車両所		P9	普通自由　喫煙
2	E455 109		仙台総合車両所		P9	普通自由
1	E453 109		仙台総合車両所		P9	普通自由

しかし新幹線は速い。途中浦佐に停車するも越後湯沢から長岡まで30分もかかっただろうか。とにかく速かった。
長岡で降りるがその際乗車変更なので精算口で聞いてみる。と、変更分の運賃・料金は要りませんとの回答。
詳しく聞いてみるとどうやら事故による目的地変更（実は米山駅構内で架線故障も発生していた）で対応したみたいだ。

注：18きっぷの場合はこのような特急・新幹線による振り替えは本来ありません。
あった場合も現場の判断によるもので、けっして自分から要求しないようにしてください（18きっぷ廃止に繋がりかねません）。

さて長岡の駅を出て新潟に向かう列車もあったのだがこの先がどうなってるのかという不安もあるので長岡で時間潰し。
駅近辺にネットカフェがないかと探すも見当たらない。かといって駅で待つには時間ありすぎ。
というわけで駅近くの居酒屋で時間潰し。ちょっと調子に乗って食べ過ぎた･･･。

さて本来は新潟から乗車予定だった「MLえちご」、長岡から乗車すべく発車時刻10分前に戻ったがやはりこちらも2時間ほどの遅れ。
待合室にはその「MLえちご」乗車予定の人たちが十数人。疲れたのかベンチで眠る人多し。私も時間が来るまで横になる。

　　
写真左：MLえちご遅延案内　写真中央：MLえちご発車案内　写真右：MLえちご長岡到着

2時40分頃「まもなく到着します」との案内。やっと落ち着ける･･･かどうか。車両は485系、車両変わってから初めてのMLえちご乗車となる。
とりあえず指定された座席に落ち着く。2時41分、1時間32分遅れで発車。停車時間を削ってかなり遅れを回復した模様。
深夜の3時近くというのに車内放送がなぜかある。
途中越後湯沢に臨時停車して「はくたか」から新幹線に接続できなかった乗客を救済するとのこと。

その越後湯沢で人が乗ってくる可能性もあったので（隣は空席）起きていたが私の乗っていた車両には人の気配がなかった。
ということでリクライニングと座席スライドをうまく活用して眠ることに。にしても疲れたのかすぐに寝付けた。

乗車日時：2004.1.14
乗車駅	乗車時刻	列車番号	列車種別・愛称	降車駅	到着時刻	行先	備号
長　岡	1:09 ( 2:41)	3720M	ムーンライトえちご	新　宿	5:10 ( 6:33)	新　宿	（ ）内は実際の時刻
(↑新宿）　号車番号は実際の表記です
号車番号	車両番号		所属基地		編成番号	備号
1	クロハ481 1030		上沼垂運転区		K2	半室グリーン車
2	モハ484 1021		上沼垂運転区		K2
3	モハ485 1021		上沼垂運転区		K2
4	モハ484 1042		上沼垂運転区		K2
5	モハ485 1042		上沼垂運転区		K2
6	クハ481 347		上沼垂運転区		K2	レディースカー

結構眠っていたのか目を覚ましたらちょうどさいたま新都心を通過したあたりだった。遅れが回復してるかどうか分からない。
もっとも新宿定刻は望むべくもないほどの遅れではあったが。
赤羽を過ぎ、田端の手前あたりから山手貨物線を経由、池袋で多少降りる客が降りて最終行程へ。時刻はすでに6時を過ぎている。
最終行程は非常にまったりとしたもの。横を走る山手線は結構殺伐とした感じ。

6時33分、1時間23分遅れと多少は回復して新宿到着。これから都心はラッシュにかかるか･･･という時間。
遅れが2時間を越えるようだと大宮止まりに変更されたりもあっただろうと考えるとまだマシだったのかも。
ともかく、新宿に無事到着したのでこれから2日間は首都圏色々回ることに。さてどこから行こうか･･･。

 

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