2:1月12日 秋田新幹線(田沢湖)線 盛岡〜田沢湖間 「こまち」71号・普通 821M
盛岡駅で田沢湖までの特定特急券を購入するため自販機で孤軍奮闘、どうやって出せばいいのか分からなくなり駅員に聞く。
その際、駅員から「今田沢湖線運転見合わせ・・・」とかいう言葉が。どういうことだろ?とは思ったが代替ルートもなくとりあえず行ってみる。
早めに新幹線改札に入り、とりあえず列車を待つ。東京方面行きの列車のホームはそれなりに賑わいを見せている。
それに比べ八戸・秋田方面行きのホームは結構閑散としている。朝7時30分過ぎ、東京からの列車もないからそんなものか。
その間に駅弁を仕入れる。盛岡駅は色々な種類の駅弁があり選ぶのも迷ってしまうほど。
写真左:「こまち」「はやて」71号発車案内 写真右:新幹線はすべて車内信号(ATC)だが秋田新幹線のためにある信号機
7時50分過ぎに仙台方面からE3系を先頭にした列車が到着。前寄り6両がこれから乗車の「こまち」、後の10両が八戸行き「はやて」だ。
到着後すぐに両列車の切り離し作業が行われる。作業後車内に入る。自由席はないが普通車であれば空席に座ることができる。
列車は仙台始発、朝一番列車ということもあってかかなり空いている。元々指定席だった14号車の入口近くの席に座る。
写真左:「こまち」71号入線 写真右:「こまち」の後ろに併結されている八戸行き「はやて」71号。盛岡で切り離し。
乗車日時:2004.1.12 |
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乗車駅 |
乗車時刻 |
列車番号 |
列車種別・愛称 |
降車駅 |
到着時刻 |
行先 |
備号 |
盛 岡 |
7:58 |
3071M |
こまち 71号 |
雫 石 |
通過駅 |
秋 田 |
( )内は実際の時刻 |
(↑田沢湖・大曲) 号車番号は実際の表記です 注:大曲〜秋田間逆編成 |
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号車番号 |
車両番号 |
所属基地 |
編成番号 |
備号 |
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16 |
E322 6 |
南秋田運転所 |
R6 |
普通車指定席 |
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15 |
E325 6 |
南秋田運転所 |
R6 |
普通車指定席 |
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14 |
E328 6 |
南秋田運転所 |
R6 |
普通車指定席 |
|||
13 |
E329 6 |
南秋田運転所 |
R6 |
普通車指定席 |
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12 |
E326 6 |
南秋田運転所 |
R6 |
普通車指定席 |
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11 |
E311 6 |
南秋田運転所 |
R6 |
グリーン車指定席 |
盛岡を定時の7時58分に発車。すぐに新幹線高架を離れ在来線からの線路に合流。
周辺が田園風景に変わった頃盛岡駅で購入した駅弁を食べることに。
買った駅弁は「鮭はらこめし」、鮭の切り身といくらの「親子弁当」でご飯もうっすらと醤油の味が付いている。
写真左:盛岡駅弁の鮭はらこめし 写真右:「鮭はらこめし」の内容
弁当を食べ終わり、少し眠くなったので眠ったところ気付いたのは雫石に停車しているところだった。
しかしこの雫石、てっきり交換離合(田沢湖線は単線)にしては停車時間がいやに長い。まさか・・・の予感的中。
「赤渕〜田沢湖間で信号故障のため只今運転を見合わせております」車掌のアナウンスが車内に響く。
車内は相手先に到着が遅れる、ということを伝えるためか携帯電話を使う人が多数。
しかし動き出す気配はなく、どうなることやら・・・。
8時30分過ぎ、「信号が復旧したので上り列車到着後運転再開します」というアナウンス。ようやく動き出すのか?
と思いきや上り列車が来る気配がない。10分、15分と待つがその気配がない。
8時50分過ぎに「一旦信号が復旧しましたが再び故障が発生しました」という放送。これはまだ時間かかりそう・・・と落胆したところで
「この列車は雫石で運転を打ち切ります。代行バスを駅前に用意いたしておりますのでそちらにご乗車ください」と案内。
結局雫石止まりの「こまち」71号から乗客全員がバスに乗り換えた。バスは高速路線用が2台用意されたが1台で足りたようだ。
実際数えてみると42人の乗客しかいなかったようだ。6両で42人、1両分にも満たない乗客数とは。
そんなこんなで手続きを色々として田沢湖の駅へ向けバスが発車。この時点で9時5分、本来ならすでに田沢湖の駅に到着してる時間だ。
雫石の駅から国道に入り込み、岩手・秋田県境の峠越えをして30分ちょっとかかって田沢湖の駅に到着。
ほとんどの乗客が角館以遠に向かうため新幹線を待つようだが私は田沢湖までしか新幹線の乗車券を持ってなかったので降車扱いに。
そのまま駅の改札に向かい今度は目の前1番のりばに停車している普通列車に乗り込む。ここからは18きっぷを使う。
写真左:代行バス田沢湖到着 写真中央:田沢湖駅舎 写真右:普通列車の発車表示。3時間以上も前の列車・・・。
乗車日時:2004.1.12 |
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乗車駅 |
乗車時刻 |
列車番号 |
列車種別・愛称 |
降車駅 |
到着時刻 |
行先 |
備号 |
田沢湖 |
6:32 |
821M |
普 通 |
大 曲 |
7:15 |
大 曲 |
( )内は実際の時刻 |
(↑大曲) 号車番号は便宜上の表記です |
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号車番号 |
車両番号 |
所属基地 |
編成番号 |
備号 |
|||
1 |
クハ701 5001 |
南秋田運転所 |
N5001 |
|
|||
2 |
クモハ701 5001 |
南秋田運転所 |
N5001 |
|
目の前に停車している普通列車、何と盛岡を朝一番の5時22分に発車した普通列車。田沢湖は6時32分発なのですでに3時間以上もの遅れ。
車内は発車間際ということもあり完全に席が埋まっていて立ち客もかなり多数。新幹線大幅遅れの影響もかなりあるのだろうが。
秋田方面からの新幹線(何号かは不明)が到着し、入れ替わるように普通列車も発車。
各駅でもそれなりに乗客を拾っていったため乗客もあまり入れ替わらず。
みちのくの小京都・角館での入れ替わりも期待できず車内は満席、立ち客多数のまま大曲へと向かう。
大曲到着。運転士さんが必死になって遅れを縮めようとしていたが結局5分しか縮まらず。
秋田方面は快速がすぐの連絡〜とのアナウンス。もっともこの快速も発車時刻は過ぎているのだが連絡するとのことで待っていたようだ。
しかし横手・新庄方面は当面列車がないのでタクシー代行とのこと。とりあえず改札前に行ってみる。
するとこの方面へ向かう乗客に対して駅員が行先を聞いて回っていた。私が「新庄ですけど・・・」と言ったら「いいですよ」との答。
次の列車まで相等間が開くためか駅の判断か秋田支社の指令でタクシーに乗ってください、とのことだろう。
ちなみに「18きっぷですが・・・」と言ってみたのだがそれでもいいですよ、とのこと。本来は救済措置はないのだが・・・。
ってなわけでタクシーに乗り込む。新庄へ向かうのは私以外に2人、都合3人。どうやら2時間は軽くかかるらしい。
タクシーの車内は暖房が効き、また雪が積もった状態で日が照っているのでその反射か車内が暑い。
ジャンバーを着たままタクシーに乗り込んだのもあるがそれでも暑いので途中信号待ちのときにジャンバーを脱いだ。
国道をひた走り、秋田と山形の県境を2時間とちょっとかかって新庄駅の西口に到着。メーターを見ると33,000円ほど。
今までタクシーは何度となく使ったがここまで乗車したのは生涯初めてで今後もあるとは思えない・・・。
それにしても大曲から新庄まで、2時間にも及ぶ長距離を休憩なしで走り続けてくれたドライバーさんには感謝。お疲れさまでした。
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