6：5日目 2004年1月12日
この日は前日と違い若干ながら余裕がある。朝7時少し前に起きシャワーを浴び身支度をして出発準備をする。
宿泊してるホテルが駅前ということもあってか余裕はあるが、7時20分過ぎにチェックアウト。
写真（2枚とも）：ホテルの窓から見た盛岡の朝の風景
盛岡駅のIGRホームで少し写真撮影したのち田沢湖までの乗車券・特定特急券を購入。
しかしそのあととんでもない事態に―――このあとの続きは「トラブルレポート」で（新庄まではこちらにて記載）。
さて新庄に到着。この後陸羽東線に乗る予定だが鳴子で温泉に立ち寄ってから･･･と思っていたが接続ぎりぎりの列車では乗るだけになる。
時刻表とにらめっこ、その結果陸羽西線で酒田に向かい、そこから「きらきらうえつ」という臨時快速で新潟に向かうことに。
いずれにしろ列車まで時間があるので「きらきらうえつ」指定券を確保してから昼食。新庄名物のそばを食べる。
食後は駅に併設されてる「最上広域交流センター『ゆめりあ』」で展示物を見たりインターネットに接続して時間を潰す。
写真：新庄駅（西口）
14時過ぎに改札が開く。ちょうど東京行きの「つばさ」190号もあったため改札前は多数の人でごった返す。
そのほか秋田行きや鳴子温泉行き普通もあったがほとんどの人が新幹線に向かったため酒田行き普通に向かった人はごく僅か。
しかし東京からの「つばさ」109号が到着すると乗り換える人がいたせいか結構乗客も増えた。
写真左：陸羽西線用110系気動車 写真中央：「最上川ライン」路線シール 写真右：陸羽西線用110系気動車車内
さて車両だが110系気動車の2両編成（編成表はこちらから）。前の1両は展望車、最上川の流れを楽しめるように設計された車両だ。
そんな展望車の1人掛け座席は景色が見やすいよう座席を回転させることができる。その前の車両に乗客が多く集まる。
写真左端・中央左：展望車座席回転状態 写真中央右：最上川下りの拠点・古口駅 写真右端：最上川風景
14時20分に発車。しばらくは田園風景の中を進む感じだが古口の辺りから最上川に沿って走る格好に。
以前来たときは夏場だったので最上川下りの船も多数見ることができたが今回は真冬ということで雪景色の中を走る感じか。
狩川のあたりまで川に沿って走りそのあとは庄内平野の田園風景の中を走る。
余目からは羽越本線に入り終点の酒田まで比較的飛ばし気味に走る。東酒田を通過したら終点の酒田に到着。15時19分の定刻。
ここでしばらく時間待ち、「きらきらうえつ」改札まで待合室で待つことに。
写真左：酒田駅 写真中央：酒田駅改札口の列車発車案内 写真右：485系「きらきらうえつ」
15時50分過ぎに改札開始。階段を渡り3番のりばからの発車だ。車両はすでに入っている（編成表はこちらから）。
特急用の485系を改造した車両だが外観からはタネ車が特定できないほど。少し派手な色使いの車両だ。
車内に入る。座席は秋田新幹線「こまち」などで使用されているタイプのリクライニングシートが並ぶ。結構快適そうだ。
写真左端：「きらきらうえつ」車内 写真中央左：先頭車展望ラウンジ 写真中央右：3号車にあるボックスシート（フリースペース） 写真右端：ミニショップ
酒田時点での乗車率はまだ少なめ。16時11分に酒田を発車、庄内平野の中を進み余目・鶴岡と停車。ここでかなりの乗車率にはなる。
が、ところどころで空席がまだある。停車駅もまだあるのでどうなるか分からぬが･･･。
写真左：沿線紹介コーナー 写真右：路線ガイド
鶴岡を出て2号車へ。この「きらきらうえつ」、ラウンジカーというのがあってミニビュフェみたいな感じの売店がある。
日本酒でも飲みながら･･･ということで「酒泉弁当」なるものを購入。この弁当には日本酒のパックが付いている。
酒のほうも美味しかったが弁当も濃い目の味付けでなかなか。酒には特に愛称がよさそうだ。
そんな弁当を食べている頃、日本海をふと見ると夕日が水平線に沈んでいくのが見える。海は若干荒れ気味だが･･･。
写真左端：車内で販売してた「酒楽弁当」 写真中央左：「酒楽弁当」中身 写真中央右：日本海に沈む夕日 写真右端：デッドセクション通過（間島〜村上間）
あつみ温泉・府屋・勝木・桑川・村上と停車するも若干の空席があったようだ。村上を出ると終点の新潟まで停車しない。
さてそんな時私はというと日本酒が回ったのか少し眠たくなったようだ。
気が付くとキラキラ星のメロディが。新潟到着のアナウンスが車内に流れた。荷物をまとめて降車準備。
18時39分に新潟到着。さて今度は会津若松に向かうが1時間以上も余裕がある。かといって中心部まで行くほど余裕はない。
駅前で軽く食事をしてしばらく駅近辺で時間を潰してから早めにホームに入る。
19時20分頃に5番線に会津若松行きが入ってきた。2〜3両程度かと思ったら5両編成と意外に長編成でびっくり（編成表はこちらから）。
5両編成ということもあってか入線直後はまだ余裕があったがさすがに発車間際になると混雑してきた。19時44分に発車。
写真：磐越西線110系気動車
新津までは亀田で多少乗降があった程度で乗客の変化はあまりない。
新津で10分近く停車し快速「くびき野」からの乗客を受ける。新津発車後列車は磐越西線へ。
磐越西線に入ると津川あたりまでは降りる一方。津川を過ぎると車内は閑散としてしまう。
また新潟市街地では雪はほとんどなかったがこのあたりから雪が残っている感じか。
写真：徳沢停車中の110系。乗客は僅か･･･
新潟・福島の県境を越えた徳沢で10分ほど停車。このとき車内の乗客は5〜6人程度にまで減っていた。
この先の駅でも乗降はごく僅か、蔵とラーメンの町喜多方でもあまり乗降客はない、というかこの時点で最終列車になってる状況に。
喜多方からは途中塩川に停車するだけでその他の駅は通過。すでに会津盆地の中を走っている格好に。
22時50分、終点の会津若松に到着。波乱含みの行程もこれで終わりだがこれから宿泊する健康ランドまで一歩き。
しかし雪が降ってなかったとはいえ道路が凍結している箇所があり歩くと危険な場所も。これは帰りはタクシー使おう･･･と思うほど。
どうにかこうにか20分ほど歩いて目的地の健康ランドに到着。「会津若松町北温泉ジャンボ健康ランド」というとこだ。
1,950円（深夜料金込み）をフロントで支払って入浴、その後休憩。しかし宿泊できて2,000円かからないのはかなり安い。
風呂から上がって仮眠。次の日は6時の只見線、乗り遅れたらこの日の行程は大幅変更･･･。
